- 境界のRINNE (第3シリーズ) : 069 「中身がない / 腰砕け坂の怪 / 松茸の波紋」
- 中身がない
- 誕生日でもないのに肉マンを買ってしまったりんね。しかし中身が入っていなかった。鳳が愛情たっぷり手作り肉マンの差し入れに来るが、やはり中身がない。
- 肉マンの霊は一般生徒にも見えている。肉マンを吸い込んで、肉ダネだけ取り込む。鳳は膨満剤を使い、霊や念のこだわり物件を膨張させて増やすことで、てっとり早く満足させて浄霊しようとする。肉マンの霊は肉ダネをみっちり詰め込んだはずなのにまだ消えない。
- 肉マンの霊を作ったのは隣のクラスの張子くん。クラスが今年の学園祭に出店することになり、宣伝係になった張子は張り切って肉太郎を作ったが、なんやかんやで焼きそばに変更になり、肉太郎は一度も活躍することなく、学園祭の終了と同時に廃棄されたはずだった。
- 念コーティングスプレーで念を実体化させると、肉太郎は着ぐるみになる。肉太郎の念は張子を詰め込んで、あっさり浄化される。張子はお詫びにアンマンを買ってくるが、またしても中身がない。肉太郎にはガールフレンドのあん子ちゃんがいるらしい。
- 腰砕け坂の怪
- マラソン大会のコースにある難所の腰砕け坂には結界が張られていた。毎年のマラソンで脱力した生徒たちの負のオーラが満ちていて、その負のオーラに引かれて悪霊が住みついてしまっている。りんねはこれ以上霊に負のオーラを与えたくなかったので、結界を張って生徒を通らせないようにした。りんねの張った結界は48円の嬉しいセール価格だが、近づく物全てを張り手で倒すので、評判がイマイチなのだ。
- 結界が破れ、みんなのマラソンやりたくないオーラが悪霊に向かう。りんねは悪霊の負のオーラに触れ、すっかり無気力に。翼もダメだった。
- 六文はりんね様に頼まれた死神道具を用意していた。桜は気持ちに弾みをつける元気なオーラを満載した弾み魂カプセルを坂の上から転がし、悪霊にぶつける。マラソン大会は予定通り行われたが、新たなる負のオーラが。
- 松茸の波紋
- 中身がない
- 妖怪アパートの幽雅な日常 : 第⑦怪 「修行中です!」
- 夕士は何か役に立ちそうな精霊を召喚する。地獄の人食い狼ケルベロスはまだ子供で、育つまで200年かかる。千里を一瞬で駆けるヒポグリフはプライドが高く、乗りこなすにはコツがいる。結局は長谷無双でチンピラを撃退する。ヒポグリフを呼び戻したらチンピラは気絶する。
- 夕士はプチ・ヒエロゾイコンを譲ってもらえることになる。黎明のリクエストで死神のタナトスを召喚するが、ちっこい上に修行ができていないので死相を読むのは無理。
- 魔的、霊的なものを扱うには、それなりのエネルギーが要る。夕士は霊力アップの集中特訓を始める破目に。修行をしては食って寝てを繰り返す日々を送る中、アパートのことや住人たちのこと、プチ・ヒエロゾイコンのことを泉貴に話さなければならないと考えていた。
- 泉貴が寿荘に来るらしい。
- サクラダリセット : #19 「BOY, GIRL and ―― 4/4」
- ケイのもとに、予告通り菫が現れる。菫はチキンカレーを作っている間の時間つぶしとして、浦地の物語を話す。菫の本題は、ケイにシャワーを貸してもらうこと。
- 菫が二年前に死んだのは魔女のようになりたくなかったから。計画のために咲良田に留まる必要があった。浦地の計画を阻止しないと嘘ではなく答えなければならなかったため、相麻菫ではなくなった。
- ケイは春埼といる時間が楽しくて幸せだった。相麻はケイの幸せを守るために長い間何も話さなかった。
- たっぷりのトマトとほんの少しのヨーグルトを入れたチキンカレーは懐かしい味がする。相麻はかなりの回数能力を使ったが、ケイの母親の愛情を完全に再現することはできなかった。
- 浦地は春埼の時間を、ケイと出会う前まで巻き戻す。