- 異世界食堂2 : 第2話 「ビフテキ / シュークリーム」
- ビフテキ
- 夜の闇に暮らす恋人たち、ロメロとジュリエッタは追っ手から逃げていた。洞窟の中に身を隠していると、そこに扉が現れる。追っ手が迫る中、二人は意を決して扉をくぐる。
- ねこやは準備中だった。二人はこのお店の客になれるならと、何か食べていくことにする。店で一番高い料理に、血のように赤いぶどう酒も。
- 焼いた牛の肉は硬くて臭い靴の底のようなものではなかった。
- シュークリーム
- 「七日に一度の長い散歩」でねこやへ。アーデルハイドはチョコレートパフェを楽しむ。そこにシャリーフとラナーがやってきて、砂の国で採れたカッファの豆をアーデルハイドに贈る。
- アーデルハイドはカッファに合う、パフェのようにクリームをふんだんに使っている菓子を持ち帰りしようとする。ヴィクトリアからシュークリームを薦められる。
- アーデルハイドは侍女のハンナと二人でお茶をする。ハンナは皇女殿下の前なのにシュークリームに夢中になってしまった。
- ビフテキ
- 大正オトメ御伽話 : 第二話 「珠彦 死ス」
- 珠彦と夕月はお風呂でばったり。湯気がひどいわ目も近いわで、珠彦はぼんやりとしか見てないらしい。
- 珠彦のもとへ、父の珠義から便りが届く。志摩家に縁談が持ち上がったが珠彦の存在を先方が知ることとなれば破談になりかねないので、珠彦を先の事故において死んだことにした、という内容だった。
- ふさぎ込んだ珠彦は布団に籠り続け、体調を崩してしまう。ひどいことを言われてただでさえ傷ついたのに、自分で傷を増やすようなことを言ったら、夕月に諫められる。
- 珠彦は夕月の一張羅を台無しにしてしまった償いを果たそうと、夕月を東京へ連れて行く。
- 夕月のあの一張羅は初めて自身でこしらえた着物だった。でも今は珠彦が買ってくれた反物で頭がいっぱい。いつかこれは恋人が初めて買ってくれたものになり、夫が初めて買ってくれたものになり、夕月の人生の中で価値のあるものになっていく。
- 百貨店の食堂でアイスクリーム。夕月は女学校の時の感じで珠彦にあ~んしちゃった。
- 夕月は両親と別れる際、「死んだものだと思って下さい」と言い残してきた。さりとて本当に死ぬわけではない。二度と会えなくなるけれど、どこかで幸せに暮らしているから、という思い。
- 夕月は一か月かけて着物を縫い上げる。子どものように肩揚げしているのに、本人は大人っぽくなったと思っているらしい。
- takt op. Destiny : Chapter 2 「音楽 -Reincarnation-」
- 父を失ってから10年、タクトはガレージに籠り、ピアノに没頭していた。コゼットはそんなタクトの世話をしていた。今日も七日に一度の掃除の時間。
- ごみに埋もれて死ぬか、お風呂サボったあげく病気になって死ぬかのタクトは、家から一歩も出てないから汚れるわけないと思っていた。むしろコゼットたちが外から汚れを持ち込む可能性のほうがよっぽど高いらしい。
- タクトは自身の音楽が本当に人の心に届くレベルまで達しているのか、確信がなかった。そもそも音楽を捨てたこの世界に届くとは思えない。だから弾きたくない。
- 三人の暮らす街でシンフォニカパーティーが開かれる。コゼットとアンナはタクトのピアノを持ち出し、彼を待つ。
- タクト来た。コゼットも連弾する。
- 二人の演奏が終わった直後、D2が襲撃してきた。
- コゼットが「運命」となったのはこの時。
- 月とライカと吸血姫 : 第2話 「宇宙飛行士への道」
- 宇宙飛行士候補生は頭脳明晰かつ超健康優良児の精鋭。そんな精鋭でさえ、宇宙飛行士の訓練は容易ではない。
- イリナの訓練が始まった。ウォーミングアップのランニングから人間への対抗意識を顕す。
- アーニャはイリナをじっくり調べる。身長、体重、血圧、胸、腰、お尻のサイズ、X線撮影に血液検査。
- 歯磨き粉のように見えるのは宇宙食。
- 吸血鬼には味覚がほとんどない。感じるのは舌触りや熱さ冷たさ。料理は味より食感や香りが大事。吸血は野蛮な行為として禁じられており、伝統の儀式として10歳の誕生日に一度だけ行われる。
- 90℃の熱気室に1時間こもった後は遠心加速訓練。
- イリナは弱音ひとつ吐かず、模範的な態度で訓練に取り組んでいた。しかし高所恐怖症だった。
- 炭酸水で気分がスカッと。
- 湯上がりの一杯(炭酸レモン)。置いたのはレフだった。イリナは炭酸なんて興味ないけど捨てたらもったいないから飲んでやっただけらしい。
- 真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました : 第2話 「勇者の仲間にならなかったお姫様」
- レッドの薬草店に、軍事大国として知られるロガーヴィア公国の第二王女、リーズレット・オブ・ロガーヴィアがやって来る。お家騒動になる前に出奔して、ほとぼりが冷めるまで遊んでいるとのこと。
- レッドの名前はリットを参考にしたらしい。
- リットはゾルタンのBランク冒険者の一人。かつて魔王軍が公国に攻め込んだ際、勇者パーティーと共闘したことがある。あの頃のリットは素直じゃないというかツンツンしていた。
- リットはレッドの店で働かせてもらおうとする。大層な人なレッドにも分からないことや抜けているところがあるんだって思いもしなかったから、もっと一緒にいたいと思った。
- リットは毎日レッドの料理を食べに来るつもり。風呂もレッドの家で済ますつもり。レッドの家に住むみたいなことを言っていたのは、引っ越してくるから。
- 暗殺者の加護を持つティセ・ガーランドが、ギデオンの代わりにルーティのパーティーに加わる。うげうげさんという相棒がいる。
- 海賊王女 : 2. 「受け継ぐ旅」
- フェナたちは無事に島を脱出する。犬のブルールも一緒。
- 三人(と一匹)はゴブリンの島へと辿り着く。オットーによると、ここには古い戦友がいる。
- 島の主を勤める老師こと真田雪久。
- 老師「シャルマン殿」→サルマン「雪久殿、シャルマンではございません。しゃるマンでしゅ」→老師「シャルマン?」→サルマン「しゃるマンでしゅ」→老師「シャルマン?」→サルマン「しゃるま……」→フェナがループを止めた。
- 雪久の高祖父は世界の海を旅する最中、嵐で舵を失い、岸辺に打ち揚げられた。領主のハウトマン家が一行を救ったことから、真田家は恩義に報いるためハウトマン家を守護してきた。
- フェナの父のフランツは透明な石を遺していた。命がけで守るべきものがこの石の先にあるとされる。石の謎はフェナにしか分からないらしいが、フェナも分からん。
- フェナは真田家の侍たちと出会う。花梨、真樺、紫檀、椿、楓と槐(アリンコ一号と二号)、そして雪丸。
- フェナの耳に残っている父の唯一の言葉、それは「エデン」。父はフェナをどこに連れて行くつもりだったのか、なぜ殺されてしまったのか、そこまでして旅立たなくちゃいけなかった理由は何だったのか。石の謎を解くことがその手掛かりになるのだとしたら、フェナは知りたい。道半ばにして終わった父の旅を受け継ぐことにした。
- フェナは真田家の精鋭部隊とともに島を発つ。