オンライン依存性症候群

洋楽(以前は全般、次いでSmooth Jazz、最近はCafé Del Mar)とアニメが好きな人が、ネットレーベルの運営と音楽活動をしながらネットレーベルを旅していました。今はネットレーベルの運営を継続しつつアニメを観て、ここにその記録を書き記しています。

Ronin Collective レビュー

いつものように、Ronin Collectiveが擁する24のリリース一つひとつについて、簡単にコメントを記す。

RC001 「Sattori EP / the Ronin Collective and nagz」
Ronin Collectiveのレギュラーアーティストとnagzの曲によるコンピレーション。ブレイクビーツ、ノイズ、IDMを含み、今後のロードマップのガイドラインとなっている。
RC002 「Patient #021042 / Benefit of the boomerang」
ドラムンベースをメインにリリースしている、Yomi recordsの創設者によるリリース。
RC003 「I wanna be your fantasy / Blisaed」
monotonikCamomilleからリリースしているIDMアーティストBlisaedによるシングル。タイトルトラックはボーカル入りで、早速お気に入りとなった。
RC004 「The Language / 1vs0」
ダークなトリップホップとディープなミニマルテクノ。後者はタイトルの面で対立している。
RC005 「Harvest / The Lunar Trinity」
ノイジーブレイクビーツで始まるも、Tr.4のようなセンチメンタルなトラックもある。
RC006 「Xian EP / Vizion」
kahvi collectiveでおなじみのVizion。彼の別名義としてはmuhrがある。タイトルに現れているように、中国由来のものから発想を得ているエレクトロニカ。彼のトラックタイトルやアルバムタイトルにはローマ字で綴られた日本語が使われていることが多い。
RC007 「Fluid Power / Libris」
IDM1曲のシングルリリース。
RC008 「Love=Hate, the breakup EP / Blisaed feat. Eftexem」
BlisaedのIDM再びであるが、EP最後のトラックのみEftexemによるもの。今回もTr.3はボーカルあり。
RC009 「Perfect Victim / House of Cards」
本レーベルでリリースしているHomesickalien (Justin Neme)が属するHouse of Cardsのシングルで、ボーカルをフィーチャーしたポップトロニカ。
RC010 「Sinescape.Embryo / Vizion」
実に19ものトラックを含むLP。アンビエントグリッチIDMドラムンベースと多岐にわたるジャンル。
RC011 「Senjin / the Ronin Collective」
Ronin Collectiveのレギュラーアーティストによるコンピレーション第二弾。アルバムタイトルはおそらく日本語。VizionによるTr.6「Genhei」もそうであろう。Benefit of the boomerangによるTr.8はジャズのようなブレイクビーツ
RC012 「Another kind of muzik : Let's start the revolution / Wiseman」
ここでさらにジャズ方面に寄ったリリースだが、最後のTr.4はロックに傾倒している。
RC013 「The Rodent Conspiracy / Benefit of the boomerang」
ごった煮な感じのドラムンベース。Tr.4やTr.6がクールダウンの役割を持っている。
RC014 「Kaiko Usei & other works / Vizion feat. Blisaed & Xerxes」
これまた、タイトルが日本語のようである。A面が未発表の曲を集めていて、B面がリミックス(BlisaedとXerxesのトラックを含む)を収めている。Vizionのリミックスのうち、いくつかは有名どころなのだが、そのアーティスト名についてはここには記載しない。
RC015 「IV Elements / Kiri Nami」
Spyefexの別名義によるリリース。風、水、土、火の「四元素」である(ジャケットにもその漢字が記されている)。
RC016 「Luster Heart / Blisaed」
これまでのリリースとは異なり、ギターを取り入れたエレクトロニカ
RC017 「Perfect Victim Remixes / V.A.」
RC009のリミックスを集めたもの。7アーティストによる7バージョンが一堂に会した。
RC018 「BioBip / Fah.」
全体としてダークな雰囲気が漂っている。アンビエントIDM
RC019 「Battle Tracks / V.A.」
numiaでかつてネットレーベルのバトルが催されていたらしく、それにRoninサイドから参加したトラックを集めたものであるらしい。
RC020 「Sun in my eyes / Wiseman & Doriath」
WisemanがボーカリストDoriathと共同で製作したEP。もともとは別のところでリリースしていたのをRonin向けにリマスターして公開となった。フォークやトライバルを含む、ポップ寄りなりリース。
RC021 「No name EP by Eftexem」
ビートの無い、叙情的な3曲を収めたEP。
RC022 「Eep EP / Benefit of the boomerang」
今回もブレイクビーツドラムンベース。Tr.1/2/6はややクールで、Tr.3/4/5は過去のリリースのようなハードなトラック。
RC023 「Timefold EP / Blisaed」
アンビエントIDMで、Blisaedのいつものスタイルに回帰したリリース。
RC024 「Halftone Bin / Fah」
全体として静寂を湛えたアンビエントLP。