誰かにお勧めなどを教えてもらったり、ネットレーベルのリンクから次を見つけたり、あるいはネットレーベルの管理人からグリーティングが来たり、など、何かきっかけがないと動けなくなってしまった巡礼の旅。今回はネットレーベルレビューブログ「kaiの判別式」のkaiさんのコメントをきっかけに、Vorbicへ行ってみた。ミネラルウォーターはVolvic。音声圧縮形式はVorbis。
どこの国のレーベルか、現時点でまだ調べられていない。VBR MP3でのリリースを採っている。2007年にスタートしたレーベルで、確かに去年頃から名前を見かけてきた気がする。現在までのリリース数は20。今日と明日で聴き終える予定。本日は6つめまで聴く。
Vibrawinky / Universal Frontline
- Catalog No. : vrb001
- Artist : Universal Frontline
- Album : Vibrawinky
ややローファイな音質でアンダーグラウンドな雰囲気が漂いつつもJazzyなブレイクビーツ。終曲のTr.4はファンキーなエクスペリメンタル。この異色の組み合わせが絶妙。
The Popular Cluster / Interspacial
- Catalog No. : vrb002
- Artist : Interspacial
- Album : The Popular Cluster
ネットレーベルシーンではある意味「王道」でもあるエクスペリメンタルをかもしたブレイクビーツ。うるさすぎず、それでいてストレートに駆け抜けるアグレッシブさが心地よい。終曲のTr.4が前3曲に対するチルアウトに位置しているように思える。
Patterns / Distance and Materials
- Catalog No. : vrb003
- Artist : Distance and Materials
- Album : Patterns
アルバムタイトルトラックであるTr.1ですっかり引き込まれてしまった。ドラムキットにエレキギターなど、まるでインスト系ロックバンドがブレイクビーツを演奏しているような前半2曲。変わって後半2曲は明確にエレクトロニカ。Tr.3の浮遊感がこれまたよい。全体として落ち着いた雰囲気。
The Island Of The Unrealized Hopes / The Kirbi
- Catalog No. : vrb004
- Artist : The Kirbi
- Album : The Island Of The Unrealized Hopes
Revolog 1 / Revolog
- Catalog No. : vrb005
- Artist : Revolog
- Album : Revolog 1
ブレイクビーツ系といえばのドラムンベースはおそらくここで初登場。ディープな雰囲気のTr.1とTr.3、パッドがJazzyなTr.2とTr.4。音の重なりが幻想的な終曲Tr.5は、後半部でオーソドックスなドラムンベースのシーケンスを聴かせる。
Flip Flop / Universal Materials
- Catalog No. : vrb006
- Artist : Universal Materials
- Album : Flip Flop
vrb001のUniversal Frontlineとvrb003のDistance and Materials、この2人によるプロジェクトがUniversal Materials。ファンクEPであるが、確かに両者の特徴が現れている。