Renzu を知るネットレーベルフリークもいるでしょう。Monotonikから"Reiha EP"をリリースした彼が、われらがBump Footから"Across the Threshold"をリリースします。作品を受け取ったときからリリースの日を待ち焦がれていました。そして今日、その時を迎えました。
今回は、いつものような短い、やる気なさげにもとられるようなのは違って、気取ったレビューを書いてしまいました。
リリースノート
- Inn
- 「ここはどこでしょうか」と言う女性の声を聴くことができる。彼女は私たちをどこへ連れて行くのか、「ここ」はどこなのか?
- Pictures of the Floating World
- 先述の質問に対する答えとなるであろう。エスニックでオリエンタル、日本的でもあるが、日本ではないどこかの場景。
- Kuda-gitsune
- ミステリアスな「世界」のムードを切れ目なく継ぐ。伝説上の生物、管狐。
- Omamori
- お守り。日本的サウンドとリズムシーケンスのミクスチャー。曲が進むにつれて、テンションが高揚していく、高く高く。
- Amasawa
- TVシリーズ「電脳コイル」の「天沢勇子」。『アルペジオのグロッケンシュピールは、TVシリーズの音楽に霊感を得た』とのこと。
- Zashiki-warashi
- 座敷童子。楽曲からは、座敷童子たちが遊んでいる(悪戯をしている)ような印象を受ける。
- Daifuku
- 大福。その出会いは突然だった。それは白く、それは甘く。私たちが過ごした素敵な時間、でもそれは長くは続かなかった。あなたを忘れられない、あなたが恋しい。あなたにまた会いたい、大福…なんちゃって。
- Nakoruru
- ナコルル。サムライスピリッツを知っているなら、彼女を知っているだろう。曲は、「大福」のあとのChill out、またはCool down的な位置づけか。
- Miku Acid
- 特に、日本のリスナーへ。「Mikuが誰」って?もう知っているでしょう?そう、初音ミク。
- Stage
- 夜の雰囲気から、どこかへワープするような。
- Across the Threshold
- アルバムタイトルトラック。純粋にエレクトロニカ。気づいたときには、"Floating World"もすでに遠くへ。
- Memories of Earth
- 私たちのいるべき場所から遠ざかっているのか、そこへ戻っているのか。解らない。全てが褪せていく。