FreeOsc15 / D Linerはややディープなミニマルテクノで、個人的に好みである。FreeOsc16はJed WhitakerとC Photon、2組のアーティストがそれぞれ1曲用意し、それをお互いにリミックスしている。全体としてエクスペリメンタルだが、リミックスの方がその度合いが強い。FreeOsc17はオムニバス。今回はテクノとエレクトロニカ。ヘビーなテクノが多く、攻める感じ。アルバム名は「Elite Trikotage」となっており、今後聴くことになるFreeOsc35はこの第二弾という位置づけ。FreeOsc18 / Jed Whitakerはエクスペリメンタルなブレイクビーツ。ノイズのような鋭いスネアやハイハットが印象的。FreeOsc19 / Greg Pavlovは重めのキックで、やや緊迫感のあるテクノ。カタログには「Microdisco」のアルバム名が複数あり、これはそのシリーズ第一弾である。FreeOsc20 / UnicomplexはJed Whitakerの別名義で、Microdiscoシリーズ第二弾でもある。今回はグリッチ。FreeOsc22 / IumaticoはEnsar Zgodicのもう一つ(ここでは第三)の名義で、FreeOsc19と同傾向。FreeOsc24 / Nicollはコミカルなエレクトロニカ。ラジオショーでのライブらしい。そしてFreeOsc27 / D Linerは今回もディープなミニマルテクノ。Tr. 3あたりは心地よい音である。