- けいおん!! : #17 「部室がない!」
- 律たちが唯を練習に呼ぶ。文化祭が近い。去年みたいに風邪ひかないように、唯はみかんを食べている。手が黄色くなるくらい。
- 四人が部室に向かおうとした時、さわちゃん来た。部室が使えないと言われる。
- 「立入禁止 / 水道工事をしています」の張り紙。さわちゃん「夜中誰もいない教室からポタリポタリと音がして…」。澪がやはり怯え出す。さわちゃん「何だろうと思って調べてみたら…天井から水漏れしてたんだって!」澪がうずくまる。
- 音楽準備室の下の教室の配水管を取り替えるのだが、部室にも通っているので立入禁止になった。楽器とトンちゃんも外に出しておいた。
- 梓来た。部室が水道工事で使えない旨を伝える。唯「お茶が飲めないんだよ」。澪「そっちじゃないだろ」。
- 予定だと工事は10日間。吹奏楽部とコーラス部が使っている第二音楽室を使わせてもらえないか、さわちゃんが交渉しに行く。吹奏楽部の顧問だし。
- 待つ五人。立入禁止の中が気になる唯。さわちゃん戻ってきた。ダメだった。で、3年2組の教室へ。唯は梓に寛いでと言い、律は靴脱いで澪にツッコまれる。
- 「カレーのちライス」から。音でかい。和のいる生徒会室にも音と揺れが届いてる。文化祭の話をしている人もいるので、場所を変える。梓がトンちゃんも運ぼうとしてる。
- バレー部や体操部のいる、体育館の一角を借りる。浮いてる軽音部。とりあえず演奏開始。ベースの音がない。澪がバレーに見入ってた。
- バレー部の気合いに対抗して、熱血で根性な感じで演奏する。軽音ファイトなノリで行こうとしたら、今度は体操部の音楽がかかる。ここは集中できない。
- 講堂は演劇部、屋上には詩吟部。そして教室に戻ってきた。唯が梓を和の席に座らせる。唯「軽音部とかけて、すごろくと解く」。澪「その心は」。唯「振り袖に戻ってしまいました!」振り出し。
- 流浪の民だった軽音部。さわちゃんが練習できる場所を探しておく。下校時間なので5人は帰る。
- 歌詞ができたか、律が澪に訊く。お菓子ではない。澪は書いたが、律にダメだと言われていた。
- 「甘い匂いのするお菓子の森で小鳥さんとおしゃべり」→「私の恋に白黒つけてよパンダみたいに」→「ペンギンさんとダンスダンスダンス」→動物シリーズ。律「澪が動物ネタに走った時は不調なんだ」。澪「狸みたいに化かされたい…私をさらってマンドリル…」。
- みんなでそれぞれ歌詞作ってみる。澪の詞は候補の一つ。各自作って明日発表。ワクワクしてきた唯と紬。
- タイトルから入る。唯「ドキドキ分度器」とか、律「かばんのバカーン」とか。梓「駄洒落じゃないですか。真面目に考えましょうよ」。
- 職員室。軽音部が練習できそうな場所はない。ジャズ研の部室や、理科室や調理室、会議室や校長室までお願いに回ったさわちゃん。
- 部室が使えるようになるまで、みんなでの練習は休みにするか、貸しスタジオでも借りてみるか。部費はまだ残っている。唯「りっちゃんががめつくてよかったよー」。律「あのな」。
- レコーディングスタジオに向かう五人。代表の氏名と住所を澪に書かせようとするが、部長は律だし。初回利用時の身分証明書は。唯のそれは証言。澪「いや、生徒手帳でいいんじゃないか」。
- 紬と唯は、メンバー募集の張り紙を見ている。うちもという流れになってきたが、スタジオに入る。唯「思ったより狭いね」。律と澪「贅沢言うな!」
- 唯「鏡かな 鏡じゃないかな 鏡だよ」。唯のギー太の背負い方は、ちょっと間抜けらしい。鏡に映った姿を見て、身だしなみを整える皆さん。
- 鏡の前に紬がしゃがんでいると思ったら、お茶淹れてた。しかしスタジオ内は飲食禁止。まるで見ていたかのようにスタッフが来た。見てたから。監視カメラ。スタジオを出てお茶にする。
- この時間を利用して、歌詞発表。唯から。「ごはんはすごいよ 何でも合うよ ラーメンうどんにお好み焼き 炭水化物と炭水化物の夢のコラボレーション」→「1 2 3 4 ごはーん!」律ぐったり。タイトルは「ごはんはおかずだよ」。
- 次は紬。「吹きすさぶ冷たい風が肌を刺す よしえは犯人を断崖絶壁に追い詰めた けんいちさん…あなたが、あなたが、犯人だったんですね!」はい却下。今までにない路線を狙ったのだが、なさすぎ。
- そして梓。「いつもゆらゆら揺れてる あなたの視線を感じるの 見つめて 見つめないで もうすぐあげるから ちょっとまっててね トンちゃん」。
- 律は。「いくらはいくら?」→「電話にでんわ」→「猫が寝ころんだ」とか。澪「歌詞作れよ歌詞」。澪も書いてきた。「アライグマが洗った恋」か「キリンりんりん」か。唯「まだスランプ?」
- こんなことやってないで練習しようとしたら、ドアの上のランプが光っている。律「何かの演出か?サービスか?」唯「踊る?」終了間近の合図だった。スタジオを後にする5人。
- さわちゃんが車で来た。部室の工事が終わったことを知らせる。唯「やっと部室に戻れるんだね」。律「旅は終わった」。さわちゃんが楽器を運んでくれるらしい。でも5人は乗せられない。
- 音楽準備室に帰ってきた5人。唯の感慨ぶりは、お茶の前に一曲やろうと言うほどの。
- 平沢家。憂が梨剥いてきた。唯は歌詞で悩んでいる。「ごはんはおかずだよ」を見て、憂の目が輝く。徹夜するつもりの唯に、手伝おうかと憂が言う。
- 音楽準備室にて。余裕気な唯は、みかん食べてる。三つ作ってきた。ちゃんと韻も踏んでいる。唯「ちょこーっとだけ憂に手伝ってもらった」。律『絶対に』→梓『ちょこっとじゃ』→澪『ないな』。
- 歌詞書くのに夢中であまり寝てない唯。去年みたいに風邪ひかないように、御蜜柑様がついている。澪にみかんパワーを分けてあげる。
- 澪の部屋。電話来た。唯から。風邪ひいたらしい。憂が。一同は平沢家に集まる。その憂は、みんなにお茶出そうとしてる。震えてて危ない。
- 憂を寝かせて、みんなは帰る。唯は一人でちゃんとできるか心配だけど、自分がいるから大丈夫と憂が起き上がろうとする。
- 唯に風邪をうつしてしまうか心配なので、憂は唯を部屋に帰らせる。唯はおかゆを作ろうと奮闘するが、憂は心配で眠れない。
- 唯『大切な、大事なもの。いつもそばにいてくれる。でもそれが当たり前になっていると、気づかない…』。
- 翌日。憂が楽になって起き上がる。机に唯が寝ていた。目玉焼きを載せたおかゆを作っていた。そして、唯が書いていた「U & I」の歌詞を見る。「キミがいないと何もできないよ キミのご飯が食べたいよ キミがいないと謝れないよ キミの声が聞きたいよ」。
- 音楽準備室にて。投票の結果、唯の歌詞に決定。唯が書いたというか、憂と部室が作らせたというか。唯「いやー、才能が開花しちゃったっていうか…」。律「自分でいうな自分で」。
- 澪「私の詞…」。涙ぐんでる。二曲作る。二曲と言わず三曲でも四曲でも。