- 氷菓 : 第八話 「試写会に行こう!」
- チャット。「あ・た・し♪」と「名前を入れて下さい」→「名前を入れて下さい」と「L」。
- 普通の人生を望む奉太郎に、普通の人生が送れるか、その評価は保留。
- 古典部の編集会議に集まったところ、2年F組が制作したクラス展示のビデオ映画の試写会に行くことになる。
- 入須冬実とえるの関係は、家どうしの付き合い。
- 映画を観て感想を言うだけ。ただ観てもらうだけでは意味がない。でもまず観てもらった方が効率的。奉太郎も納得したか。
- 映画の仮称は「ミステリー」。では、健闘を。
- 映像は途中で終わる。冬実は古典部に、この事件の犯人は誰かを問う。
- 稚拙な技術や自己満足、出来不出来は本質的に重要とは言わない。この企画にとって致命的な事態は、まだ完成していないこと。
- 撮影日程は順調だったが、脚本に問題があった。クラスで唯一漫画を描いたことのある本郷真由に映画の脚本が託されたが、先程観た場面まで書いたところで真由は倒れた。
- 犯人は誰か。トリックを解く鍵はフェアに提示されている。探偵役の奉太郎は面倒くさそう。
- 冬実はミステリーに疎い。当初は企画に参加しておらず、一昨日になって事態の収拾に乗り出した。古典部を選んだのは、えると面識があったこと、「氷菓」の話を聞いたこと。
- 犯人が分からなかった場合の責任は、奉太郎にはとれない。そこで冬実の提案により、探偵役志願者の話を聞いて参考意見を言うオブザーバー的な役に回る。
- 冬実は恋合病院のご令嬢で、人遣いが荒くて上手い「女帝」の渾名でも有名らしい。
- 古典部にもシンボルを。タロットから。摩耶花→正義。里志→魔術師。える→愚者。奉太郎→力。
- 奉太郎は登校しかけて、暑さのあまり引き返す。「無理だ」。迎えにきたのはえるだった。「なんてお嬢様だ」。
- 2年F組の江波倉子に案内され、古典部は探偵役に話を聞きに行く。彼女も企画に参加していない。興味がなかったので。真由は彼女の親友。