- くまみこ : 第四話 「村の宝物」
- コンペによって選ばれた巫女服(エントリー1番)を着たまちは、豊穣祈願で村を練り歩く。
- 村人たちもコンペのことを知っているのは盗み見ていたから。4番もよかった。3番はない。ナツが呻く。クマミミ+クマしっぽの2番がよかったらしい。
- ナツがいないと生きていけないんじゃないかと良夫に言われて、まちは腹立たしくなる。自分でテレビをつけられるし、入力切り替えもできるし。町の外にも出られるし、洞窟にだって行ける。
- ナツは蔵の鍵をかけられるようになった。鍵をキーレスエントリーに改造してもらったから。ナツがキーレスエントリーになったのではない。
- まちはヤンキーに絡まれる。逃げようとしたら捕まり、心が折れる。
- 酒田響は良夫の幼馴染み。まちをウィンドーショッピングに連れて行く。
- 二人は「ファッションスーパーしもむら」へ。響の服やブーツはアメリカ屋とか友人の店で購入したもの。
- まちはしもむらの回し者のように語り始める。目の色が変わっている。アパレルの神が降りてきたのか。いちいち小ネタを挿んでくる。
- 一つの店舗に同じ商品の同じサイズは少なく、売れたらそれきり。でも諦めるのはまだ早い。しもむらは隣町にもある。
- 響はまちがしもむらマスターになれる予感がする。
- ふらいんぐうぃっち : 第2話 「魔女への訪問者」
- 真琴は一人で家に帰って来ることができた。迷わずまっすぐ……ではなかったけれど。
- 倉本家に怪しい訪問者が現れ、千夏は警察に通報しようとする。真琴によると、彼は「春の運び屋」。冬を送り春を運んでくる、春の妖精のような感じ。
- 青森での仕事を終えた春の運び屋は、新米魔女が来たと聞いたので、ここを離れる前に挨拶に来た。ついでに気付け薬ももらう。千夏を怖がらせてしまったお詫びに、花を贈る。
- 真琴の前になおが現れる。青森から横浜まで泳いで来た(基本平泳ぎ)。なおは真琴に見てほしいものがあった。ほくろのようだが、よく見ると「大吉」だった……という夢だった。
- 魔女の夢は予知夢だと言われている。魔女は見た夢で未来のことが何でも分かる。
- 圭は道端に生えたばっけ(フキノトウ)を見つける。真琴はばっけを食べたことがないので、天ぷらにして食べてもらうことにする。鞄いっぱい採ったが、圭の鞄には勉強道具が全然入っていない。机に全置きしているから。
- 千夏はばっけが苦手。ばっけは大人の味がする。子供には合わない味。
- 圭はたまに料理をしているので手際がいい。
- 真琴はばっけの天ぷらを口にして語る。なかなかのグルメと見た。
- ばっけを遠慮したなおは「大吉」を待ち続ける。
- あんハピ♪ : 第3話 「4月28日 はじめての幸福実技」
- ヒバリは電柱にぶつかる生徒を見かける。前にもどこかで会った気がする。
- 1年7組の最初の幸福実技はすごろく。7組専用の課外授業施設は体育館の地下にある。
- 生徒たちは自身が駒になり、等身大のすごろくで運を鍛える。
- 幸福実技の結果は成績表に反映される。クリアできないどころか嘘をつくと、罰ゲームが待っている。
- はなこ・ヒバリ・ぼたんの3人は無限ループにはまる。
- 勝負に闘志を燃やす萩生響は江古田蓮を連れ、三人に絡んでくるが、方向音痴なのでループに入ってくる。
- 2チームは時間がかかり過ぎているので、対抗戦に移行する。ここで勝ってもワースト2位で中途半端なので、ヒビキは最下位を収めようとする。変なプライドでかわいそうな方に迷子になっている。
- ヒバリは最後の問題で好きな人の名前を答えなければならなくなる。はなこは代わりに叫ぶが、イリオモテヤマネコは人じゃない。雲雀丘チームは最下位になる。
- 三者三葉 : 第3話 「メイドの味がした」
- 葉子の家の戸締り確認をする山路。
- 今日の双葉はお弁当。ウニの貝焼きにはまって、一か月分のお昼代を使い果たしたらしい。
- 葉子もアルバイトをやってみたいと思っている。どんなアルバイトなら→専門店?呼ばなくても出てくる山路は今日は来ない。
- アルバイト募集のチラシが飛んでくた。三人はオープンしたばかりのケーキ屋さん「Secret Garden」に行ってみる。
- 店内には血のような跡があり、それを辿ると、メイドが倒れてくる。
- メイドは甘いもので回復しようとジャムを食べていたらそのまま寝てしまったらしい。葉子は彼女のことを知っていた。薗部篠は西川家の元メイド。
- 知り合いのお店ならバイトをするのも安心かと思われたら、牛乳屋さんこと山路来る。山路は葉子が得体の知れない薗部のところでバイトをすることに反対する。薗部のケーキ屋の物件を紹介したのは山路だった。
- 双葉にはもっと向いているものが→ジャンボぎょうざを30分以内で完食したら賞金5000円。
- 葉子にも取り柄はある→返答に詰まる双葉と葉山。ツンデレ喫茶→葉子の場合赤の他人にデレはない→マゾしか来ないツン喫茶?
- 双葉は休日も大食い。また賞金をゲットしたところで葉山と会う。二人でメイドの館(Secret Garden)に行く。薗部のケーキはおいしかった。双葉「なんていうか、メイドの味がした」。
- 店に入ると、葉子が働いていた。双葉はメイド服じゃないところにツッコむ。薗部のメイド服は趣味。
- 薗部はああ見えてちゃんとした大人。三十路前半らしい。
- かつて使う側だった人間を使う立場になり、薗部は何とも言えなく興奮する。「若い女の子と一緒に食べるとご飯も進みますね。若者エキスが染み込んで」。
- 山路は朝に来てケーキ作りの手伝いをするだけだが、時間が空いたので様子を見に来た。他のバイトもあるし。薗部によると、山路は何でもそつなくこなす可愛げのない人間だった。
- 双葉と葉山を呼ぶ声がする。薗部が学校にいた。制服は型紙から自作した。薗部は葉子に用事があった。料理を作りすぎたのでお弁当にしてみた。
- 薗部は葉子にお弁当を渡せるお昼休みを待ち、校内を歩く。リノリウムの廊下は青春の香り。屋上からの眺めに征服欲を刺激されて吼える。
- 葉子は薗部が学校にいても驚かない。一緒に働いているといろいろあるから。
- お弁当はマヨネーズたっぷりのポテトサラダ。薗部は最初からここに来る気満々だったらしい。
- 薗部はお暇することにして、双葉と葉山に葉子のことを頼む。山路が追ってきたが逃げる。
- 翌日、薗部は制服姿でSecret Gardenのチラシを配っていた。絶対ばれない自信はある。