- スロウスタート : Step 4 「2階のプレミア大会」
- 志温の部屋の玄関に、お預かりしていた荷物があった。花名は代わりに届けに行く……前に、チャイム鳴らしてから何て言って渡したらいいのか、なるべく細かく、詳しく教えてもらおうとする。
- 花名はてまりハイツ202号室へ。チャイム鳴らして、カンペを読む。202号室の住人は、管理人がもっとドーンとした人なので、花名を疑う。志温に助けを求める花名。
- 万年大会は去年高校を卒業して、受験のために一人暮らしをしている。全部落ちたから今年も受験生。
- 花名と大会はこれで仲直り→仲直りするほどの仲でもないが。志温の言うまま握手する。震えている大会×震えている花名→握手して震えが二乗に。
- 浪人していることを三人に打ち明ける→笠張りが上手だとか草履編みが上手だとか→浪人は無駄じゃなかった→ものすごく都合のいい夢を見てしまった花名。
- 球技といえば球。球といえばすなわちたまちゃん。マスコットキャラクターとしてチヤホヤされる覚悟はできている。
- 花名は再び大会の部屋に荷物を届けにいく。見た目に反して軽い荷物に入っていたのはセロハンテープ。
- どさくさにまぎれて部屋に入ってしまったことを謝る花名と、荷物運びさせてしまったことを謝る大会。
- お茶がないので、大会は今からネットで注文しようとする。プレミア会員だから今頼めば今日の夕方には→即日お届け対象外。
- 飲み物ならコンビニで→大会は無理。コンビニに行く服がないから。ごみ捨て場より遠くに行く服がないから。今年受験したときの服はない。受験していないから。
- 高校三年生の時の大会はまさに順風満帆だった。生徒会長を務め、品行方正、成績優秀と非の打ちどころがなく、志望校も合格間違いなしと言われていた。しかし受験当日は大雪で、大会は家の前で転倒して二時間発見されず、救出されたあとは風邪をひいて、本命の大学も滑り止めすらも受験できなかった。同じ大学に合格できたらまた先輩後輩になれると後輩に言われ、地元にいるのが気まずくなって、引っ越しして一人暮らしを始めたが、家から出るのも厭になって、今年も受験しなかった。
- 花名は浪人していた秘密を大会に打ち明ける。大会「中学で浪人って大変だろ!一之瀬さんの方が私なんかよりずっと苦労してる!」→花名「でももう高校生ですし、友達もできましたし、私の方が万年さんよりずっとましです!」
- コンビニすら行かれないんじゃ、受験なんて夢のまた夢。まずはコンビニに行けるように→目標低い。
- かわいい絵のついたスウェットを外出着にするというのはどうだろうか→何にしてもまずは服。試しに花名の服を→かわいいと思うがサイズが小さい。志温の服は→余る(バストの辺りが)。ネットで注文→何を買ったらいいのかさっぱり。
- 花名にたまてから電話。花名がたまてに相談すると、たまては栄依子にメールしてくれる。すぐに栄依子から電話。「花名ちゃんのお知り合いの二十歳女性を弄んで、好き放題していいそうですよ」とメールが来たらしい。
- 見ざる(たまて)参上→言わざる(冠)参上→着飾る(栄依子)。これやりたいって言ったのはたまてで、冠と栄依子は悪くない。
- 初対面の大会にグイグイ行く栄依子。
- たまての着物は部屋着。冠の部屋着は親の趣味で。部屋着にもいろんな個性がある。かわいい絵のついたスウェット→→花名「それは違います」。
- 軽く着替えるだけのパターンか、メイクも髪もがっつりいじってみるパターンか→花名は怯える大会を見て、がっつりの方を選ぶ。好奇心が思いやりを凌駕した瞬間でした。
- 二十歳女性を弄んで好き放題の栄依子は堪能した。大会の支度が整ったところで、お店に行って服とか靴とか買ってきて→大会は今日コンビニに行ければそれでよかったが、目の前の問題から逃げようとしていたことを小さな子(冠)に諭される。冠怒る。
- 服屋の店員さんにグイグイこられてだいぶHPが減った大会。どの店員さんよりグイグイ行く栄依子。
- 大会は花名に感謝している。このくらい強引に連れ出してもらわなければ、外に出ることもなかった。
- 花名は友達に浪人の話をしてしまっても何も変わらないと思うこともあるが、変わってしまったら怖いから言えない。大会はその気持ちがすごく分かるから、花名に親近感を抱く。
- 後日、大会はちょっとコンビニまで出かける。
- ゆるキャン△ : 第4話 「野クルとソロキャンガール」
- 野クルも3人になったところで、本格的に冬キャンの準備を始める。いつ→来週かその辺り。どこで→これから決めていく。キャンプご飯は→それも決める。質問しまくるなでしこ。
- リンの次のソロキャンは長野。免許も取ったし。
- キャンプに必要なものは結構ある。テント→980円のがある。カセットコンロ→なでしこ→リンとのキャンプで使った信頼と実績がある。ランタンとランプ→千明の家に防災用のがある。
- シュラフは夏用のが一つだけ。夏用だと低体温症で死ぬ(最悪の場合)。
- シュラフには封筒型やマミー型などの種類がある。人型シュラフを着たら、みんなで月面着陸ごっこができる。
- ダウンのシュラフは圧縮に優れて小さくできるが、化学繊維のものより2〜3諭吉ほどお高い。
- シュラフに頼らず暖をとってやり過ごすのもあり。使い捨てカイロ→湯たんぽ→温泉→激辛スープ→おしくらまんじゅう→乾布摩擦→プロレスごっこ。
- シュラフカバーを参考に、近くにあるもので断熱してみる。
- 千明→野クルイエロー。あおい→野クルブルー。なでしこ→野クルレッド。
- 決戦当日、三人はイーストウッドキャンプ場へ出発する。夕飯はなでしこにおまかせ。キャンプっぽいご飯→カレーらしい。
- 荷物を背負ったなでしこが一番元気。600メートル先の笛吹公園までヒッチハイクしようとする千明とあおい。
- 同じ日、リンも原付に乗って長野へ出発する。前の車に犬がいた。リンが左右に寄ると、犬も寄ってくる。車は交差点で曲がり、リンは犬とお別れ→前の車に犬が5匹いた。
- 三人は笛吹公園へ到着する。なでしこは絶景写真を撮って廻る。千明「ほんとに元気な子じゃのー」→あおい「わしらも昔はああじゃった」。年寄りモードの二人はカフェでスイーツが食べられると聞いて復活する。暖房の利いた店内で食うアイスはうまい。
- キャンプ場より温泉の方が近い。キャンプ場に行く前に温泉→お尻に根が張ってもうた。
- リンは霧ヶ峰車山肩のカフェで一休み。
- 麓キャンプ場では2000円の利用料に怯み、薪代をケチったが、今はバイト代が入ったばかり。金はあるんや。ボルシチとキャラメルマキアートのセット。
- 三人は「ほっとけや温泉」へ。休憩所のくつろぎスペースには、温泉に浸かった客を完全に落としにかかる悪魔の刺客たち。ここで一度くつろいだら、二度と起きては帰れまい。お尻に根が張るなんてレベルやない。
- なでしこはリンとやりとりしていた。リンの居場所を訊くと、霧ヶ峰カメラにリンが写っていた。テレビじゃなくてライブカメラ。
- リンは返事がないので、見えているのか不安になってくる。
- へやキャン△ : テント設営の練習。薪割りの練習。椅子でくつろぐ練習。ハンモックの練習。焚き火を囲んで談笑。そして、時折富士山を眺める練習。なでしこだけ道具役なのはおもろいから。