今日のうちに今までの全リリースを聴くことができた。レーベルのスタイルは、今まで聴いてきた中ではIdeologyが最も近いといえる。ボーカル曲も結構あるが、スイスだけあって、英語の他にドイツ語やフランス語なども聴くことができる。
個人的には、このようなポップ寄りの曲を扱うレーベルがもっとあってもいいと思う。ほとんどのレーベルがミニマルやエクスペリメンタル、ノイズなどに向かっている現状からも、IdeologyやAlpinechicのようなレーベルは他とは際立ってくる。
ここでピックアップを。
The Adventures Of Tim And Puma Mimi / Tim & Puma Mimi
東京のパンクバンドのシンガーMichikoと、チューリッヒで音楽活動をしていたChristianの二人が、2003年のオランダのSanta Claus Partyで出会い、ユニットを結成した。このEPではエレクトロ・ポップのトラックに乗った日本語のボーカルを聴くことができる。
Emo EP / Playme
チューリッヒで活動する、こちらも男女二人のユニット。ボーカルはどことなくFrou Frouを彷彿とさせる。
Zexy / Freiraum
チューリッヒで活動する男性2人組。ファーストリリースの「E-22」はエスニックの要素を含んだ曲もあったりでアグレッシブだったが、セカンドとなる本作では多様なジャンルが盛り込まれている。個人的にはEPのラストトラック「Durch Das Fenster In Die Nacht」がお気に入りである。