チリのとあるネットレーベルがイベントをやるそうで、来年そこからリリース予定の私のEPを、イベントでプレイするらしい。で、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスなんだけれど、公の場でやるからには許可が必要なようで、彼らの属する council に、Declaracion Jurada (宣誓口述書) 等の書類提出をすると。そんなわけで、書類 (*.doc) がメールで送られてきて、それに自分の名前と市町村 (?) の名前、さらに RUT もしくは DNI を記して、署名して送ってね、と言う旨のメールが来た。
- RUT : Rol Unico Tributario (チリ国民識別番号)
- DNI : Documento Nacional de Identidad (身分証明書)
私は日本国籍の日本人であるから、RUT なんて持ってない。日本では、住民票コードが国民識別番号に該当するんだろうけれど、これは、住民基本台帳法において、民間企業や第三者が住民票コードを求めてはいけないことになっている (第三十条の四十三)。だから、これは教えるわけには行かない。よって、書類は不備に終わるだろう。イベントで聞いてもらうチャンスはなくなっても、まあ仕方がないかなと思う。
RUT は、公のサービスだけではなく、民のサービスを利用するときにも使えるんだとか。その点、日本より便利なのだなと思った。
追記
エントリーを記すのに先立って、「さてどうしましょう」的な返信を送っていた。で、エントリーを記していたら、先方から返ってきてた。RUT については「不要かもね」だそうだ。それにしても先方、「私たちを『カタログ留め』するひどい手段だ」なんて記してるし。あとは署名なんだけど、手書きのものをスキャンした画像を送れば、向こうで書類に貼り付けてくれるとか。これまた何とかなりそうだ。現地に行けないのが残念だけれど、遠すぎるし高すぎるし、仕方ない。