始まるの(というか再開するの)1つと終わるの3つ。
- 学戦都市アスタリスク : 第13話 「万有天羅」
- イレーネたちとの試合の翌日には、綾斗の能力解放に制限時間があることや封印を破った反動についての情報が広まっていた。綾斗はまだ万全の状態ではないが、ユリスには一つの策がある。
- 鳳凰星武祭五回戦第八試合、綾斗とユリスは界龍第七学院の宋然・羅坤展ペアと対戦する。炎の壁で一対一同士の戦いに持ち込み、そこから入れ替わることで相手の間合いを狂わせ、不意打ちを決める。
- 試合後、宋と羅は綾斗とユリスを祝福する。綾斗たちの次の相手となる黎兄妹とそりが合わないため、好感を持った二人にエールを送りたくなった。
- あと三回勝てば晴れて優勝となる。三回は少ないようでしんどい。
- 綾斗は優勝したときの望みが特に思いつかない。姉のことも無理に捜そうとは思っていない。
- 綺凛と紗夜がお祝いを言いに来る。もう一人お客がいる。ユリスに用があるらしい。
- 蒼の彼方のフォーリズム : 第十二話 「もっと…飛ぼう!!」 (最終回)
- 明日香と沙希の決勝戦を迎える。沙希はイリーナとの二人のFCを完璧に披露すると宣言する。明日香はスタートの直前、試合を楽しむことを沙希に伝える。
- 明日香は沙希からポイントを先取すると、沙希の連撃をかわす。
- 沙希はイリーナの指示でバランサーを切り、同点に追いつくと、明日香の動きを封じる。
- 試合は延長戦に入る。明日香は沙希と一緒に飛ぶためにバランサーを切り、ぶっつけ本番で制御してみせる。
- 沙希は全身が熱くなる気持ちを再び覚え、活き活きした表情に変わる。
- 優勝したのは明日香だった。
- 互いの選手が技を競い合い、戦い、飛ぶ者も見る者も楽しくさせる。それがフライングサーカス。
- だがしかし : 第12話 「食べるんですHiとさくらんぼの詩と… / 森永ミルクキャラメルとサクマ式ドロップスと…」 (最終回)
- 食べるんですHiとさくらんぼの詩と…
- ほたるはサヤ師に恋の味を知らせようとする。サヤはほたるがそういうアレだと思い込む。
- 恋の味はさくらんぼ味の飴「さくらんぼの詩」だった。「お空の虹からやってきた まあるいちっちゃなさくらんぼ キュートなキュートな恋の味」。
- 突然モテたくなったココノツはプチプチ占いチョコの時の話を踏まえて、「食べルンですHi」を持ってくる。これは占いができる(「あしたのうらない予報」)。二人が狙うのはピンクの「モテモテになるでしょう」。
- ココノツは先に豆に引かせる。勢い余って二個出したらどっちもピンクだった。先にはずれを引かせて自分がピンクを引く確率を上げようとしていたことを豆に見破られる。
- 豆も同じ立場だったら同じことを考えていた。ピンクのラムネ一個を指に挟んでおり、それをココノツに譲る。これで二人は明日からモテモテ。
- 森永ミルクキャラメルとサクマ式ドロップスと…
- ココノツはほたるのことを縛っていると考える。ほたるがいろんな旅に行けてないのは毎日シカダ駄菓子に来ているからで、それはココノツが店を継ぐ決心をしていないから。サヤは違うことを想像していたらしい。
- どう思っているかをほたるに訊こうとしていたら、ほたるの方から喫茶エンドウに来た。ほたるは喫煙席に座る。取り出したのは煙草ではなく、森永ミルクキャラメル。
- ミルクキャラメルは煙草の代用品として宣伝していた時代があった。ミルクキャラメルは大人向けの商品だった。高かった(大福一個とキャラメル一粒が同じ値段だったらしい)というのもあるが、当時の日本人は乳製品の味に慣れていなくて売り上げが伸びなかったので、イメージ戦略で煙草の代用品になった。それでもファンは少なからずいて、その中には福沢諭吉もいたとか。
- 森永ミルクキャラメルはさまざまな味の種類が出ている。南高梅にあずき味に抹茶味、ココナッツミルク味もあった。ほたるは悪くなかったと評価して店を出る。
- ほたるを追ったココノツは、雨宿りしているとほたると再会する。ほたるはサクマ式ドロップスを食べたくなった。普通のパッケージでは一度開けたら持ち運びできないと感じるが、サクマ式ドロップスは強固な蓋によって何者の侵入も拒む。ほたるの侵入も拒む。ココノツは10円玉を使って簡単に開けてみせる。ほたるは今まで気合で開けていたらしい。
- ココノツはハッカ飴を中に戻して別のを出そうとするのをほたるに止められる。気に入らないのが出てきても、入れ戻すのはご法度。
- ココノツは答えを出さないことがほたるの夢を邪魔しているのではないかとほたるに話すが、そもそもが思い違いらしい。ほたるは駄菓子屋巡りなんて行こうと思えばいつでも行ける。世界一のお菓子メーカーを作るのは夢じゃなくて現実。毎日シカダ駄菓子に行くのは駄菓子屋として最高に楽しいから。
- 食べるんですHiとさくらんぼの詩と…
- 無彩限のファントム・ワールド : 最終話 (第13話) 「永遠のファントム・ワールド」
- 晴彦の母はエニグマに意識や記憶を奪われ、眠り続けていた。
- 晴彦の前に、母の再婚相手が現れる。晴彦は彼から、母が毎日眺めていたという絵本を渡される。中には晴彦と母が一緒に写った写真があった。
- ルルはエニグマに何もされなかったが、様子が変わった。謙ったりドジっ子だったり。こういうルルも「あり」。
- エニグマの痕跡を辿っていた小糸がやって来る。廃工場で拾った謎のデバイスは、阿頼耶識社のサーバーにアクセスするための専用通信デバイスだった。それを晴彦に修理させ、サーバーをハッキングしようとする。アルブレヒトはデバイスをすぐに直し、ハッキングもしてくれた。
- 極秘ファイルによると、阿頼耶識社は特異能力者の情報を学校ごとに分析し、ファントムを人工的に強化する研究を行っていた。サーバーには晴彦たちの情報もあった。
- 阿頼耶識社の研究施設にエニグマが現れる。その目的はすべてのファントムと人間を従えることだった。
- 姫野先生によると、晴彦は能力を取り戻せるかもしれない。ルルは晴彦から生まれたファントム。晴彦の無意識に抑圧された奔放な性格が実体化した。だとすればルルも同じ能力を共有している可能性がある。
- ルルに保存された能力を晴彦にうつす方法は、エニグマが能力を奪うのと同じこと。晴彦とルルは内面世界に入り、保存された能力を捜しに行く。
- 試みは成功した。晴彦は成長した能力でエニグマを倒す。一緒に暮らした時間は悪くなかった。
- 晴彦は母との本当の再会を果たす。母がずっと持っていた絵本は晴彦が初めて夢中になった本。
- 晴彦とルルは双子みたいなもの。ルルの方がお姉さんらしい。