You Are Not Stealing Recordsを後にし、今日はOckult Reckordsへ。2001年にスタートしている。オーガナイザーであるRóbbi Skæraとその友人のエクスペリメンタルな楽曲のためのレーベルであるらしい。
レーベル名や曲名、アーティスト名や解説にも見られるように、"c"を"ck"と表記しているのが特徴。すなわち、Ocult Recordsをこのように表記しているのである。
午前の部では最初の4タイトル -いずれもSkæraの作品である- を聴いた。ockult001, ockult002は一般的なエレクトロニカ。IDM、ブレイクビーツ、ダークアンビエント。後者は曲名がなく、ローファイな音質であった。ockult003はまさにエクスペリメンタル。約20分間、水の流れるような環境音をバックに、ややノイジーな音が波形を描くように脈打っている。1と2があり、1は波が一定の速さであるが、2は途中で変動する。これを聴き終えたあとで他の音が耳に入ると、高音部の辺りが歪んで聴こえる。聴覚的な錯覚とでも言おうか。続くockult004もサスペンスな感じである。
