これからの旅程を決定していなかったこともあり、だいぶ間が空いたところで、第五章第二部(第六章になるかもしれない)で以前訪れたレーベルにまた行ってみることにした。
まずはMonohmへ。"[monohm014] kuda / monohm"が新たにリリースされている。ミニマルテクノ、IDM、ドローン系アンビエントからなっており、少ない音数が静寂を感じさせる。
次はON-Mix productionsを訪れた。ここでは4つのリリースをチェックすることになる。"[onmp038] Work in progress / V.A."はプログレッシブテクノ、ハードなミニマルテクノ、ファンキーハウス、エレクトロニカとさまざまなジャンルのコンピレーション。ボリューム満点の14曲で80分。個人的にはOilboy's aftersunによるTr. 2とTr. 8が好みである。次の"[onmp039] Agree to Disagree [an index of possibilities] / Zero V"はアンビエントで始まっていたのに、アコースティックで終わるという面白い流れである。ノンビートの大曲「Notch」で幕を開け、IDMを経由し、Tr. 5「Heaven」で心地よくゆったりとした気分になる。ここから雰囲気が変わり、Tr. 6「Twinkling」はシューゲイザー的なエレクトロニカ。Tr. 7がエレキギターをフィーチャーしたインストロックとなる。Tr. 8「Wonders」はTr. 6の継承のようなフレーズの間に様相を異にするアコースティックサウンドが挿まれている。そしてポップスの要素を持ったインストロック「Anxiety」でアルバムを閉じる。
