EPA Sonidos 3日目 - オンライン依存性症候群

相変わらずジャンルやスタイルが幅広い。ここではTr.13のアンビエント「Pacita」をピックアップしておく。

フィールドレコーディングや音響系アンビエントを揃えたエクスペリメンタル。全ての曲名が"Si"で始まっていて、1曲目を除けば"Sin"で始まっている。

epa021と同様のスタイルであるが、こちらは10分超の曲を2つ据えている。合計演奏時間が30分ちょうどにかなり近い(ミリ秒のオーダーでわずかにオーバーしている)。

スタッフの中では今までソロリリースをしたことがなかったAndre Baraditがようやくここで。このレーベルでは少数派に入るテクノアルバムだが、ラストのトラックはアブストラクト。

Miguel Jauregui Arevaloのまたさらに別の名義。こちらもテクノ寄りな楽曲となっているが、ネットレーベルで大部分を占めるミニマル系とは系統を異にする。

多層的に重なるシンセがエレクトロポップのようで、そんな楽曲がメインである。

レーベルスタッフやそれ関連のリリースが延々と続いてきたが、ここで現存する最初のゲストアーティストがやってきた。やや緊迫感のある2曲とそのリミックス。

そしてここからまたレーベルスタッフのリリースが続く。Basstk名義なのでエクスペリメンタル方面へ。Tr.1「Cass_ette」の前半はフリーフォームのようである。

始まりこそアンビエントであるが、2曲目から前作のようなテクノ路線に。Tr.3「Silueta」のような曲に最近は馴染んでいることを改めて実感した。

ドラマティックかつアグレッシブな展開をするテクノトラック。

前作で披露したエレクトロポップをさらに推し進めたリリースであるが、やや前衛的なアンビエントがこのアルバムを閉じる。

Miguel Jauregui Arevaloのアーティスト名義はもう一つあった(これで5つめ)。雨の音を背景にノンビートのアンビエントが展開する29分。