リトアニアのネットレーベルSutemosと言えばの「Intelligent Toys」も第5弾。今までだったら、奇数が曲数少なめ(それでも多い方)で偶数が多めだったけれども、ここにきていきなり大規模なものに。どうやら、「一人一曲」ではなくて、二曲インクルードされているアーティストがいます。
After releasing the second volume of Intelligent Toys series we said to ourselves that it is probably the last one in the series. Just because we thought that it is impossible to beat the quality we have created ourselves. And after that we released third volume. Fourth volume wasn’t long to come. And every time we thought the same. Although not all of them were better than previous ones (for some of our fans first volume still remains the best).
自分にとっても、「Intelligent Toys」の"best"は2であって、本作5ではありません。どうも、分量が多すぎる感がします。2と5では10曲程度の差でしかないのですが、その微妙なところに、長すぎるか適切かの「閾値」があったりします(トータル3時間クラスになると多すぎるとか、そんなてきとーな感じで)。尤も、それは「一気に聴く」自分の性格が原因だったりするわけですが。
「すべての曲がお勧めに該当する」とは思えませんし言えませんが、個人的な好みによるピックアップを以下に挙げます。
- CD 1
- 09. Praveen - Acts Rough
- CD 2
- 06. Karna & Sleepy Town Manufacture - Uplyvaet Moja Liubov
- CD 3
- 06. Tammetoru - Ajast Ja Arust
- 07. Sense - I'm Sorry
最後に、メモ。
- CD 1のTr.10、Sabiによる「Six Places」は…。「Intelligent Toys 4」にも彼の「Dried Flowers, Mirrored World」という曲があって、これは自分の好みでもあって、使われている音や雰囲気もそれと似ているのですが、どうも二番煎じな印象です。
- CD 2、Tr.1からTr.2「Yagya - Coconut Rice」へのつながりがしっくりこないというか。
- CD 2のTr.11、IJOの「There Is No Place For Me Here」は…。過去の楽曲にはかなりいいのがあるのですが、これはちょっと。
