オンライン依存性症候群

洋楽(以前は全般、次いでSmooth Jazz、最近はCafé Del Mar)とアニメが好きな人が、ネットレーベルの運営と音楽活動をしながらネットレーベルを旅していました。今はネットレーベルの運営を継続しつつアニメを観て、ここにその記録を書き記しています。

Thinnerの今後、と雑感

Internet ArchiveのNetlabelsカテゴリーのフォーラムから。

そして、発信元。

ドイツのネットレーベルThinnerは、104番目のリリース(THN104)から、paid download(有料ダウンロード)に切り替わるようです。それまでのリリースは…どうなんでしょう。
昨今特に多く見られるようになってきた(ような気がするだけかもしれない)、フリーダウンロードネットレーベルの活動停止、あるいは有料ダウンロードへの移行。ネットレーベルカルチャーが(特に、エレクトロニカ系の)アーティストたちのプロモーションにどれだけ貢献できているのか。Beatportなどの楽曲有料ダウンロードサイトと比較したとき、非営利のネットレーベルというのが、どれほどの認知をされているのか、アーティストたちにとってどれほど「ためになる」のか…。ネットレーベルは、そしてネットレーベルシーンはどうあるべきなのか、一考すべき時期にあるのかもしれません。
ネットレーベルシーンにも確かにプロフェッショナルなミュージシャンがいて、そういう人たちがリリースし続ける(モチヴェーションを持つ)という点においては、有料ダウンロードは(少なくとも)確かなフィードバックとなりますし、そうすれば良質な楽曲も出てくるでしょうし、どこかで注目されて、そこから「火がついて」、もっと注目を浴びて、という循環になるのはよいでしょう。しかし、「見返り」を期待しないで、自分の赴くままに楽曲を作るアーティストがいるのも事実で、そういう人たちがリリースし続けるという点においては、有料ダウンロードはおそらく無関係というか。
今回の移行で、リスナー(フォロワー)がどう動くか。お気に入りのレーベルの進展のためにお金を出して新作を追いかける人はいるでしょうし、「フリーじゃなくなったのか」といってそっぽを向く人も出てくるでしょう。