イタリアのネットレーベルMicroLabelへ。同郷イタリアやその近隣のアーティストたちによるテクノを擁しており、現在までのリリース数は14だが、いずれも2〜4曲のEPとなっている。
- (MLR001) Phooka - Clouds & Daylight EP
- グリッチを用いた、ディープなミニマルテクノ。前2曲が125BPM、EPのラストとなるTr. 3は100BPM。個人的にこのトラックをピックアップする。
- (MLR002) Octad - 3 Cops EP
- これもディープだが、MLR001よりさらに深いところを行く。ファーストネームが「J」で始まる3人のCop(警官)。
- (MLR003) Panùm - Puda (RMX)
- Jon DoeとApril Vallenによる、Panùm(MicroLabelの創設者)のトラックのリミックスEP。オリジナルバージョンはどこにあるのだろうか。
- (MLR004) Dusty - Solare
- 「Solare」はイタリア語における「Sunny」のこと。リリースノートには「慣習的ではない夏の迎え方」とあり、陰のあるような雰囲気のトラックで構成されている。
- (MLR005) Wang_inc. - 3 Surprises
- シャッフルビートのTr. 3はダブのようでいて、他2曲と雰囲気を少し異にする。全体的に、ディープ感控えめ。
- (MLR006) The 2 Mellow Boys - Luv Shuttle EP
- ドラマティックな展開をするテクノで、これまでのミニマル路線とは別物。タイトルトラックとなるTr. 3はなかなかいい気がする。
- (MLR007) Exile - Ramknow EP
- 再びディープなミニマルテクノへ。しっかりしたビートに浮遊感のあるパッドが組み合わさったTr. 3「Ramshackle」がよい。
- (MLR008) Claudio Climaco - Under The Influence EP
- これもミニマルとは別路線のEP。Tr. 1「Metroasia」では琴を思わせる音を使い、Tr. 2「Erotic Move」でもオリエント的なハープの旋律を配している。
- (MLR009) Mufo - Remote Control
- 「Canale 001」はアグレッシブに、「Canale 002」はプログレッシブに。
- (MLR010) Audioleptique - Mistake EP
- 現在までのリリースで、唯一イタリアのアーティストによるものではない作品。フランスのDJ/プロデューサー3人組みのユニット名義。最小限の音数で作られたミニマルテクノ。
- (MLR011) Exile - Raindrop EP
- Exileのセカンドリリース。MLR007に比べてよりダークに。3つのトラック名は「Rain」で始まっている。
- (MLR012) Dusty - Materia EP
- Dustyのセカンドリリースは、トランスにも通じるプログレッシブテクノ。
- (MLR013) Feder - Pears EP
- 3つのトラックに共通しているのは、シンセリードのピチカート的な音。Tr. 3はIDMのようでもある。
- (MLR014) SanthiAgo - The Game Of Life
- 最後にまたディープ路線に帰ってくる。グリッチを伴ったアグレッシブなTr. 1で始まり、パッドの音がダークな印象を与えるTr. 3でEPを終える。