オンライン依存性症候群

洋楽(以前は全般、次いでSmooth Jazz、最近はCafé Del Mar)とアニメが好きな人が、ネットレーベルの運営と音楽活動をしながらネットレーベルを旅していました。今はネットレーベルの運営を継続しつつアニメを観て、ここにその記録を書き記しています。

かいおん!…怪音、当然のことながら

Bump Footが5月27日に4才となり、これが5年目の最初のリリースです。

緒言

2008年、自身のレーベルからのソロリリースはありませんでした。実に、2007年10月のnight walker EP (bump046)以来となります。お世話になっている、あるいはお世話になっていたネットレーベルレビューサイトの名前をトラックタイトルに据えたEP。そのEPのタイトルは、自分のダイアリーです。

リリースノート

コメント

  • 正直言って、bump sideにカッチリはまるのかどうかが怪しいです。一応、どのトラックもバスドラムがバスバスドラドラバスカッシュ!てな具合にドラドラ跳満ですが、全てが4つ打ちであるわけではありません。ミニマルハウスとかミニマルテクノとかを飛び出して、IDMとかに向かおうとか思い始めていた頃とかの、パラダイムシフト(?)とかを企てていたりとかして、「揺れる思いはマシュマロみたいにふわふわ」な時とかの影響とかがあります。まあ結局、まだミニマルの中に在るわけで。
  • 正直言って、各サイトのイメージにカッチリはまるのかどうかが怪しいです。制作時、曲に名前はなく、大抵、制作開始の日付を仮の曲名にしていました(これは昔からの習慣)。このEPに於いて最初に完成したのはTr. 1 (4月の上旬頃)で、これになんとなく思い浮かんできた「Music Forest」と名前をつけてみたところ、自分の中ではしっくりきたため、「じゃあmasayuki氏のサイト名をかります!」という流れになり、そこから「お世話になっている、あるいはお世話になっていたネットレーベルレビューサイトの名前がタイトルのEP」なる企画が始まりました。よって、「このサイトにはこんな曲だっ!」という感じで制作されたものではありません(その「感じ」はごく僅かに込められているのですが)。曲が完成したところで、各サイトの名を(無断で)引用してきたのであります。サイトを知っている人がトラックを聴いて、「こんなの、あなたじゃない!」とか感じても、それは至極当然のことであります。実に、失礼な話ですが。
  • 正直言って、FL studioのSytrusを使いすぎです。2007年は正弦波を多用していましたが、あのノリが今度は、購入して制限なしで使えるようになったソフトシンセにまわって来たようです。Tr. 1, 2, 3に、Sytrusを使用しました。Tr. 4には、その正弦波と、bedroom EP (Tropic, tro38)の全曲に使用したあのサンプルを使用しました。そんなTr. 4は、他の3曲と比べて少し異色な位置にいると思います。気だるげパッドとどんちゃかパーカッションの対比とか。
  • 正直言って、BPM遅めです。100〜110の範囲に収まっています。意図的に、BPMの差が2に設定されています。意図的に、BPMが奇数に設定されています。この「奇数のBPMで2ずつ違えている」というのは、tatsu vs. zucchini - collaboration 2 by 2 EP (bump005)でもやったことがあります。
  • 正直言って、これと似た雰囲気のEPが、一昨年の拙作のpublic holidays in May (bump034)です。「ゴールデンウィークの思い出」EP・2009年版とでも言えるような位置にいます(そういえば、去年のやつは制作が頓挫してました。4曲中2曲できていて、残りは半ばでストップしていたのです。最近になってそのうちの一つが進展を見ましたが)。アルバムアートは、今年の5月連休、実家に行った帰りに、「おしん」で知られる銀山温泉に日帰りで行ってきたときの写真をただ切り出しただけです(「public holidays in May」のも、「night walker EP」のも、単なる写真の切り抜きですよ)。うっすらと見える人影は、私です。「千と千尋の神隠し」のモデルになったといわれる能登屋旅館も見てきました。名物の「はいからさんのカリーパン」も食べてきました。ガス燈が灯る夕方に行ければ尚良しだったのですが、スケジュールの都合上こういう旅程でありました。

結言

聴いて頂けると幸いです。特に、ターゲットにされてしまったサイトで、今でもアクティブに活動されているサイトの中の人は、何か一言お寄せ頂けると幸いです。自身のサイトに記して頂けると幸いです。

追記 (2009年06月02日、思い出したように)

Music Forest
斯様な雰囲気を醸しているのは、「Final Fantasy VI」の「迷いの森」に通じるところがあるとかなんとか。曲が完成したとき、なんとなく森っぽいイメージがあったので、Music Forestがしっくりきたのかなぁ、とか云々。
Discriminant
サイト名にStrictに準ずるなら、「kaiの」も含めるべきかと、脳内議論で揉めまくったとかなんとか。「Kai's Discriminant」とか「Discriminant for Kai」などの候補が在ったが、より抽象的というか…他のサイト名が固有名詞を含んでいないということからそれに倣い(?)、「判別式」のみとなった。「D = b^2 - 4ac」な感じ(何処)。「G→A→G→A→」の反復を基にした、Bのマイナーコードを念頭に置いた(多分)トラックで、DもBもAも含まれているけれど、Cの音が存在しない。従って 4ac = 0 となるから、D > 0 で、2つの実数解を持つことになる。
Underground Worldwide
広大な感じというのを出したかったのだが、最初のコードが浮かんで、それに続く展開でループを拵えたとき、我ながら恐るべしと思った。ポテンシャルを感じつつも自分らしくない感じがして、コードだけ作ったところでお蔵入りになるかと思っていたが制作続行、アレ(何)な感じを少し紛らわすために、バスドラムにはちょっと乱れ打ちしてもらった。
Couper Decaler
出だしのパッド音をサンプルとして使うと、やっぱりこんな雰囲気になるのが自分のトラック。しかし、なかなか陽気に打ち叩くパーカッションが、今までの傾向を覆す…はず。