- 虫かぶり姫 : 第2話 「一人芝居」
- エリアーナは今になってクリストファーへの想いに気づいた。借りたままの辞書の返却も兼ねて、気持ちのけじめをつけに登城する。
- 辞書を返却するだけの予定が、アレクセイ・シュトラッサーのお遣いも。
- 階段を上っていたエリアーナの背後で悲鳴が上がる。アイリーンが階段から転げ落ちていた。
- アイリーンはエリアーナに階段から突き落とされたことや、これまでも何度も嫌がらせを受けていたことをクリストファーに訴える。アイリーンの語るエリアーナは本人も知らないほど行動的だった。
- エリアーナが王宮へ来ることを遠慮するよう言われていたのは、彼女を暗殺しようとする者がいたからだった。アイリーンと父のパルカス子爵はエリアーナへの傷害及び暗殺未遂容疑で逮捕される。
- エリアーナは知らず知らずのうちに功績を挙げていた。クリストファーはエリアーナが自らの妃として立つ者であることを宣言する。
- 悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました : 03 「悪役令嬢は強欲なので勝ちに行く」
- アイリーンはクロードから贈られた夜会用のドレスと靴、アクセサリーを身に着け、夜会に出席する。
- アイリーンの立ち上げたオベロン商会の化粧水は手筈通り評判になっている。首尾は上々。
- リリアが行方不明となったところで、アイリーンは誘拐犯の容疑者として捕縛される。
- リリアは魔王城にいた。脅迫状の犯人は彼女自身だった。アイリーンが罪を犯す前に止めるためにはこれしか方法がなくて。魔王城に来たのは計画に気づいていることをクロードに教えたかったのと、クロードを放っておけなくて。
- アイリーンは婚約破棄の書面に署名する。クロードは自由になったアイリーンと最初に踊る。
- アイリーンは思い出した。なぜクロードが人間に絶望してしまうのか。
- 新米錬金術師の店舗経営 : 第3話 「魔物が出た!」
- サラサの店がついに開店した……と思ったら、魔物に襲われて重傷を負った採集者(アイリス・ロッツェ)が運ばれてきた。サラサはちぎれた右腕を繋ぎ、火傷も治して毒を消す。
- 採集者は命懸けで採ってきた物をお金に換えて生活する。錬金術師は薬やアーティファクトを作って、時には命を助けたりすることでお金をもらって生活する。命とお金を天秤にかけるのは採集者も錬金術師も同じ。
- 治療が終わる。サラサはずっと張り詰めていたから気が抜けちゃった。実習はたくさんやってきたけど本格的なのは初めてだった。
- 勝手に治療費をタダにしたら、商売としての錬金術は簡単に崩壊する。でも錬金術師としてはそういう対応が求められる時がある。より多くの人を助けるために。ポーションの数には限りがあるし、素材だって無尽蔵じゃない。そのためにお金のやり取りがあり、錬金術師と採集者の関係もそれで成り立っている。その仕組みは平等を守るためにある。錬金術はみんなを守るものであってほしいと思うから、サラサは命の価値に厳しくありたい。
- アイリスと彼女の相棒(ケイト・スターヴェン)が遭遇したヘルフレイムグリズリーはヨック村からそう遠くない辺りにいたらしい。サラサは安心できないので、ちょっと行って素材にして来ようとする。魔物を甘く見ると酷い目に遭うと言うアイリスの説得力がすごいので、みんなで熊退治に行くことにする。
- みんなで行ったけど結局サラサ独りで熊退治した。保険の剣は使わずに。
- サラサはヘルフレイムグリズリーの狂乱の兆候に気づく。村のみんなや、村を拠点にしている採集者たちと協力して、ヘルフレイムグリズリーに対抗しようとする。
- サラサたちは村を守りきった。サラサは朝飯前とか超絶余裕とか言っていたらまた気が抜けちゃった。
- 勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う : 3 「もう一人の最強種」
- レインは「漆黒の牙」壊滅に大きく貢献したと判断され、特例でEランクに昇格した。多めに報酬をもらったので、街で物資を調達。そのあと少しだけ豪華な夕食でお祝いをした。カナデと二人で一部屋ずつ借りる予定だったのに、他に空きがなかったので相部屋にされてしまった。
- 穏やかに冒険者ライフを満喫していたレインに新たな依頼が届く。「ストライドブリッジの番犬」と呼ばれる、正体不明のならず者を退治すること。
- ホライズンの街がある中央大陸から南大陸に渡る唯一の道に架かるストライドブリッジに行くと、ドラゴンが現れる。竜族のタニアはこの橋で特訓していた。15歳になったら一人前の強い竜になるために旅に出るという掟があるらしい。レインたちは最強種のドラゴンと戦うことになる。
- タニアは人に変身しても炎を吐ける。カナデの自慢の尻尾の先っちょが焼けちゃった。
- 竜族相手に殴り合いで勝てそうにない。レインはビーストテイマーらしく戦う。毒を持つ鳥(ピトー)を使ってタニアをしびれさせる。タニアは指一本すら動かせないからあっさり降参する。
- タニアはレインたちについて行くことにした。その方が修業になりそうだし楽しそうだから。レインはタニアとも契約して、一生分の運を使ってしまった気がする。
- 転生したら剣でした : 第3話 「魔法鍛冶師は曲者でした」
- フランはクランゼル王国名誉鍛冶師のガルスに見込まれ、初めての防具を手に入れる。剣も見せてもらおうとしたら、師匠が知性を持つ武器(インテリジェンス・ウェポン)であることを見抜かれてしまう。
- ガルスはエクストラスキルの神眼を持っている。鑑定遮断スキルがあっても少しは見える。特に武具に関しては。
- 師匠は魔力伝導率の意味を知る。魔力を込めたら攻撃力がアップする。魔力伝導率A(200%)の師匠は魔剣の域にあるらしい。
- 天を裂き地を割るとも言われる超絶兵器「神剣」を生み出すという伝説級の鍛冶師、神級鍛冶師は過去に5人しか確認されていない。師匠は神剣にしては性能不足らしい。
- 師匠は鞘だけ作ってもらうことにする。ガルスは師匠たちが集めた魔獣の素材で、フランにもっと強い防具を作ってやることにした。
- 女の子の必需品をお姉さんに揃えてもらい、元冒険者の営む雑貨屋で野宿用の調理器具と調味料を買う。
- フランは初めて宿に泊まる。普通の部屋でも夢みたい。
- 今日の夕食は師匠作、異世界スパイスを使ったフライドチキン。
- 飯の後は強くなるための作戦会議。フランは会議中に寝た。
- ランクG冒険者のクエストは薬草収集とか地味なものばかりで、魔獣関連だとゴブリン3匹の討伐とかがせいぜい。薬草を採取するフランは楽しくなさそう。
- ゴブリンの群れに襲われる冒険者たちがいた。フランたちは群れをやっつける。
- 上位種のホブゴブリンが複数いるのはゴブリンスタンピードの前兆だった。群れに長であるゴブリンキングがいれば、統率力も上がり、上位種に進化する個体も増え、やがてゴブリンクイーンが生まれる。クイーンとキングの間に生まれる個体はすべてホブゴブリンとなる。群れが食料を求めて人間のテリトリーに押し寄せる。それがゴブリンスタンピード。
- 修行したいフランは森に残り、ちょっと頑張ってみる。たくさん戦うことは望むところ。それに巣があるなら突き止めないと。
- うたわれるもの 二人の白皇 : 第十七話 「決意の対価」