終わるの1つ。
- シャインポスト : 第12話 「TINGSは《輝かない》」 (最終回)
- 中野サンプラザのライブはいよいよ明日。武者ぶる震い。
- 2000人のキャパを埋めただけではコンサートの成功とは言えない。TINGSの全員が本来の力を発揮して、来てくれたファン全員を満足させなければ成功じゃない。
- TINGSは「輝いて」いなかった。虚勢を張ることもなく、意地を張ることもない。嘘一つない顔で、自然体で、隠し事のない、ありのままで全力のみんな。
- 春は螢のライブで直輝と会ったことを憶えている。あの時も忘れ物をしていた。
- 春と杏夏のツートップ。これがマネージャーくんが考えてくれた秘密兵器っぽい。
- ファーストアニバーサリーコンサートは絶好調で大成功だったけど、TINGSは再び解散の危機らしい?
- HY:RAINがTINGSと対バン形式のライブで競い合いたいとのこと。場所は日本武道館。対決する以上、負けたら解散……というのは嘘らしいけど。
- ヤマノススメ Next Summit : #03 「都内で登山!? / 2nd season夏 後編」
- 2nd seasonの総集編(ショートストーリー付き)。
- 宇崎ちゃんは遊びたい!ω : 第3話 「宇崎ちゃんは学祭に行きたい?」
- 桜井は学祭に行かない。学祭と翌日の3日間は休みということにして、この機会にがっつりゲームを進めてやろうと。学祭は嫌ってわけでもないんだけど、わざわざ行く理由も義理もない。こうなったらもういっそ家で趣味に没頭した方が得じゃないかって。宇崎はダメなことばかり即決する先輩が来ないなら、休みにして先輩ん家行くことにする。
- 榊は実行委員会を手伝っていた。学祭の入場者をもっと増やすにはどうすればいいかと知り合いの実行委員から相談されて、アイデア出したら採用されて、言い出しっぺってことで手伝うことになった。そのアイデアとはスタンプラリー。各出店の会計500円ごとにスタンプがもらえる。学祭二日目にやる抽選会でスタンプ一つにつき一回抽選ができて、当たれば豪華景品をプレゼント。景品の中にはゲーム機もある。
- 桜井は学祭行くことにした。義理も理由も今できたから。
- 二人はあちこち回った後に、榊のオススメしていたオカルト研究会の占いの館へ。占い師は宇崎の友人のイトーちゃん。
- オカ研の占いは恋占い専門だった。知らずに入った二人は他の所に行こうとしたら、なんか黒マスクたくさん出てきた。オカ研の先輩たちらしい。二人は観念して占ってもらう。
- イトーちゃんによると、宇崎と桜井は引くくらい相性いい。去年から通算しても、こんなにバッチリなカップル初めて。イトーちゃんはエンジンかかってきたところで黒マスクに止められる。
- 黒マスクの中に部外者がいた。亜実は榊の計画(宇崎とサクを学祭に誘い出す→宇崎とサク、学祭にくる→オカルト研究会に亜細さん潜入)を聞いた時は余計なことをと思ったけど、あの二人の恋占いとか絶対見たいし見逃せない。あれほどのものを見せられては文句も言えない。何回か倒れそうになるくらい最高だった。
- 占いから二日後。苦悩を引きずる桜井に対して、宇崎は自分でも気づかないくらい浮かれていた。高校時代からおよそ5年。長い付き合いであり、これまで相性など気にもしていなかったが、何となくお墨付きをもらえたようで、すっかり気をよくしていた。
- 偏った思考は偏った情報を栄養にして、やがて暴走を始め、宇崎の中だけで身勝手な結論が歪に完成していた。桜井はもう宇崎なしでは生きられないと思い込む宇崎。とはいえ相手が相手なので、頭の中では勝ち誇りながら現状維持を選択する。結局宇崎もヘタレであった。
- 宇崎ちゃんは遊びたい!ω : 第4話 「宇崎ちゃんはマウントとりたい!」
- 宇崎は亜実と榊に、桜井が宇崎を好きみたいなことを満面の笑顔で打ち明ける。桜井が亜細亜にいないのは新しいゲームを買ってそそくさと帰ったから。お楽しみを邪魔するのもかわいそうなので一緒に遊ばないという宇崎は気を遣っているのではなくビビっていた。
- 榊と亜実とマスターは二人がゴール目前なのに絶対にゴールできない気がしていた。なまじゴールが見えてきたせいか、亜実はヤバい顔になってる。
- 宇崎は桜井から協力プレイに呼ばれて行く。榊と亜実も二人に喝を入れるための協力プレイを始める。
- 今日は宇崎に喝を入れる作戦決行の日。別々の時間にバイトに入るよう桜井と宇崎のシフトを調整し、一人ずつ攻める「宇崎包囲網」。
- 桜井は見慣れると普通にいいヤツ。条件付きイケメン。亜実も桜井のことすごいエロい目で見てる。本人は自覚ないけど。桜井のことをちょっと好ましく思っていたけど、何て言うか、そんなキラキラしたのじゃなくて……→体だけが目当てなの!
- 桜井が宇崎を迎えに来た。性獣扱いされた亜実は桜井に合わせる顔がない。
- 榊は宇崎を焚きつけてすっきりした。亜実の尊厳という多大な犠牲を払ったけど。
- 桜井は宇崎の家で初めての揚げ物(コロッケ)。毎回毎回きっちり量っていたら疲れるので、目分量を覚える。
- 宇崎は月に、桜井のことをどう思うか訊く。先輩が結構モテるとか周りの人が言うから、ひとつ意見をと思って。
- 月は桜井から下の名前を訊かれて、若い子に心を許さないように勝手に警戒し始める。下の名前を教えるだけならまだセーフ→変なチキンレースが勝手に始まった。
- 月から言えるのは、何をおいても男の子はまず誠実であるべき。宇崎は桜井はともかく、それより不安なのは専ら周囲が……周囲が?
- Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ- : すてっぷ2 「DIYって、だれかと・いっしょに・やるってこと?」
- 最先端の勉強をしているぷりんは第四次産業革命を推し進めてシンギュラリティーを起こしてみせるつもり。未来はAIによるフルオートメーション化。人間は手作業どころか何もしなくてよくなる。
- 何もしなくてよくなったら、何しようかな~。
- せるふは同じクラスの日陰匠(たくみ)に、DIY部に入ったことを話す。それは偶然の成り行きなんだけど。
- 部員が揃わないと廃部になっちゃうのは部活動ものの小説だとよくある展開。たくみの好きな小説「ひまわりの少女たち」も、部員が集まらなくて廃部の危機にある園芸部が舞台。園芸部は園芸に興味を持ってほしいと思って、部員を集めるためにお花を配った→DIY部は材木を配れば。
- 部室をかわいくするのはどうかとたくみが言うと、せるふはたくみをDIY部の部室へ連れて行く。「かちわりの少女」じゃなくて。「ひま少」を知っていたくれいは試してみることにする。
- 部室にある材料でかわいくできそうなものはタイルくらい。たくみは部の看板にタイルを貼ってかわいくしてみる。
- せるふはスキー板でベンチを作ろうとする。ぷりんの家の庭にあったベンチでよく遊んだから、また昔みたいに。要らないとぷりんに言われて、ベンチは必要なくなったけど、くれいが部室の外に置くのを作っていたので手伝う。
- たくみの作業は今日で終わり。みんな喜んでくれて、褒めてくれて、すごく楽しかった。誰かに誘われることも、何か頼まれることも、誰かと一緒になんてこれまでなかった。
- 今日で終わりなんて嫌なたくみはDIY部に入部することを決める。せるふとくれいはもう入っていると思い込んでいた。
- ぼっち・ざ・ろっく! : #02 「また明日」
- ひとりはSTARRYの前にいた。今後のバンド活動についてみんなで話し合おうと、虹夏からのLOINEに浮かれてやって来たのはいいものの、芋娘が入ったら「何だこいつ!」的な目で見られるだろうし。前は虹夏と一緒だったから入れたけど。一緒に入ってくれる人を待ったり、あと5分経ったら入ろうとしたり→いや、10分→15分経ったら絶対。虹夏とリョウが見ていた。
- 第1回結束バンドメンバーミーティング開催→虹夏「思えば全然仲よくないから何話せばいいか分かんないや」。そんな時のためにサイコロ。何かヤバそうなもの(バンジージャンプ)混ざってるけど。
- 学校の話。虹夏とリョウは下北沢高校。二人とも家が近いから選んだ。ひとりは県外から片道2時間かけて秀華高校に通っている。高校は誰も自分の過去を知らないところに行きたくて。
- リョウも友達は虹夏だけ→ひとり『リョウさんは、私と同類なんだ……』→休みの日は一人で廃虚探索したり、古着屋さん回ったり→リョウは一人でいるのが好きな人だった。コミュ症は一人で服屋入れないし。ぼっちと一人好きの間には、決して埋めることのできない深く大きな溝が。ひとり『危うくトラップに引っ掛かるところだった』。
- 好きな音楽の話。虹夏はメロコアとかいわゆるジャパニーズパンク。リョウはテクノ歌謡とか、最近はサウジアラビアのヒットチャートを→ホントらしい。ひとりは青春コンプレックスを刺激する歌以外なら何でも。
- ギタ男のよくわかるひとり講座 青春コンプレックス編。青春コンプレックスを刺激する歌とは、夏とか青い海、花火、淡い恋といった、ひとりの学校生活には無縁のワードが多用されて、キラキラにコーティングされた爽やかな歌のことである。
- ライブの話。結束バンドの初ライブはインストだった。逃げたギターの子が歌うはずだったんだけど。ひとり『逃げたギターの子……私と同じコミュ症だったのかな?いや違う!真のコミュ症は逃げることもできない!』
- 虹夏「そうだ。ボーカル見つけたら曲も作ろうよ。リョウ作曲できるし、歌詞に禁句が多いなら、ぼっちちゃんが書けばいいよ」→ひとり『小中9年間、休み時間を図書室で過ごし続けたのは、このための布石?』→リョウ「虹夏は何するの?」→堂々と流す虹夏。
- ノルマの話。バンド側にはライブハウス側から集客を保証するためのチケットノルマが課せられていて、ノルマ以上売れた分はライブハウスとバンドで分け合う。ノルマ分集客できなければ不足分を自腹で払わないといけない。つまり売れるまでめちゃくちゃお金要る。
- 虹夏「当分ライブの度に数万円必要だから、ノルマ代機材代諸々稼ぐためにバイトしよう!」→ひとり「はい……バイト!?」→今日イチ声出た。社会が怖いひとりは絶対働きたくない。お母さんがひとりの結婚費用に貯めてくれていたお金を使ってでもバイトを避けようとする。客に絶対目を合わせない店員→動画がバズる→お客様に不快感を与えたで賞で後藤ひとり被告に死刑判決→ひとり『こうなるに決まってる!』
- ひとりもSTARRYでバイトするって話。虹夏「私もリョウもいるから怖くないよ→リョウ「アットホームで和気藹々とした職場です」。ひとりは働きたくないから断るつもりだったのに→「頑張りましゅ」。断る勇気があるならコミュ症してない。
- バンドの経費を管理するのは虹夏。リョウはこう見えてめちゃくちゃお金遣い荒いらしい。お金持ちでお小遣いたくさんもらってるけど楽器に注ぎ込むから常に金欠らしい。
- バイト初日が翌日に迫り、ひとりは氷を浮かべた水風呂に浸かる→風呂上がりに扇風機の風を浴びて強制湯冷め→風邪をひかずにバイト初日を迎える。いっそ仮病でばっくれようとしていたら、虹夏から温かい言葉が。「おはよう!今日はバイト初日だね。不安だろうけどちゃんとフォローするから、一緒に頑張ろう!」→ひとり「自分が如何に愚かなことをしていたか気付きました。気付かせてくれて、私を真っ当な人間にしてくれて本当にありがとうございます」→虹夏「何の話?」
- ひとりはSTARRYの前にいた。中に入ろうとしていたところで、店長と会う。落ち着くべきなのはひとりの方。
- ひとり『店長さん、ちょっと怖い。苦手なタイプ。虹夏ちゃん早く来て』→星歌「段ボールに入ってライブしたギターの子じゃん。たしか…マンゴー仮面?」→ひとり『新しいあだ名?店長さん好き!』
- 店長こと伊地知星歌は虹夏の姉。虹夏は前にひとりに説明したけど、ひとりは心臓バクバクで聞いてなかった。
- ひとりはドリンクスタッフの仕事から覚える。歌にして体に覚え込ませようとする。
- ライブハウスは一応飲食店扱い。虹夏「ライブできる場所ってだけで営業許可取るのってすごく難しいんだって。だからドリンクを提供して、あくまで飲食店としてお店開くんだって」→ひとり『い……いつの間にか、ハードルの高い飲食店バイトデビューまで果たしていたとは。私、成長してる?』→カウンターから手だけ出してドリンクを渡すひとり。結局何も成長などしていなかった。
- 虹夏はSTARRYが好き。「ライブハウスのスタッフさんがお客さんと関わるのって、ここと受付くらいだし、いい箱だったって思ってもらいたいって気持ちがいつもあって」。だからひとりにもいい箱だったって思ってほしい。一緒に楽しくバイトして、楽しくバンドしたい。
- ひとりは少しずつでも変わる努力をする。笑顔でお客さんの目を見て接客→ひきつった感じになってしまったけど、ちゃんと顔を出して接客できた。虹夏「ぼっちちゃんのおかげで、きっと今日のライブがもっと楽しい思い出になったよ。ぼっちちゃんも、一歩前進だね」→ひとりは千歩くらい進んだつもりだったんだけど。
- ひとりはバイト初日をなんとか乗り切った。『バイト、意外とやっていけそうな気がする。明日も頑張るぞ~!』→くしゃみ→今ごろ熱が。