- 猫神やおよろず : 第十一話 「どら猫ランアフター」
- 天音は店番の繭に付き合う。遥来た。繭も一応神なので、遥は500円で厄払いをお願いする。500円のデコピン。
- 繭は天音を連れて、駄菓子屋「ゑぃひぃすぅ商店」のA婆・B婆を見に行く。ゲームの攻略法を教えて、ぬいぐるみをもらう→子にぬいぐるみをあげて、お礼に柿をもらう→A婆・B婆に柿をあげて、好きなものをおまけしてもらう。わらしべ長者か。
- 根津魅出現。天音はそれを追うも、逃がしてしまう。繭は街の猫を集め、根津魅を狩りに出る。根津魅は猫に囲まれ、天音に斬られる。
- 天音は一人で月へ戻り、職場放棄の失態を謝罪しに行くことにする。菊理と自分の考え方は違うということ、繭がこの街に残りたがる理由も分かるような気がすること、人間もこの街も悪くはないということ。
- 笹鳴は灯媛に呼ばれて、繭の実家へ。メイ子も呼ばれていた。繭のことに関する相談と言われて、笹鳴とメイ子は、どちらも自分が繭の相手に選ばれたと思い込むが。
- 八百万堂にて、繭は柚子と出発直前の食事を。ゴン太もいた。影薄い。そして高天原へと発つ。
- 繭は天界の外れからツクヨミの屋敷を目指す。そこにクロエが声をかけてきて、屋敷まで道を通してくれることに。しかしそこは、繭の実家の座敷牢だった。
- 楽しい二人ご飯のはずなのに、息苦しい雰囲気。ゴン太は柚子を笑顔にしようとして、おもしろそうな話を始める。しかし、しゃもと芳乃にオチを遮られる。
- 話は後にして、ご飯にする。笹鳴とメイ子来た。繭はツクヨミとお見合いするという話になっている。
- 繭の前にやってきたのは灯媛だった。繭は怯える。
- 日常 : 日常の第二十五話
- ウェボシーとフェッちゃんに促されて、みさとは教室で一人眠る笹原を起こしに行く。一緒に遅れて行ったら、勘違いされる。「何が?」と笹原に問われて、みさとは机を叩こうとして眼鏡を割ってしまう。笹原はみさとの手を気遣う。眼鏡は壊れても痛くないが、手の怪我は痛い。片方のレンズは残っている。さながら、歴戦の勇士ということか。そのレンズも落ちて割れる。その勇士の脆さたるや。みさとは笹原の目になり、腕を組んで一緒に歩く。笹原はトイレに行こうとして、みさとも行くことにする。笹原の眼鏡は伊達だった。みさと「何勘違いしてんの、たまたまあんたの右腕にいた小さな虫を、手でおもむろに圧迫していただけなんだからねっ!」本日は晴天なり。
- カレー : 高崎先生「桜井先生は何辛までいけますか?」→桜井泉「えっと、ゼロ辛です」→高崎先生「ぼっ、僕もです!」
- みおは、笹原がみさとと一緒に歩いているところを目にして、失意の中歩き始める。何が起こるか分からない、それが野球。みおはさっき見た光景を思い返し、泣きながら走り出す。祐子はみおを追う。みおは窓ガラスを割って校舎を出る。鉄棒で回る。その勢いで校外へ出る。シャドウボクシング。走って商店街を横切る。おばあちゃんを背負って横断歩道を渡る。線路を走る。電車が近づいてくる。すれ違う電車の間をすり抜ける。アーチェリーを横切る。うさぎ跳びから馬跳びへ。歩道橋の手すりをすべる。川岸を走る。川へ飛び込む。泳ぐ。溺れていた男の子、まーちゃんを助ける。川から上がってくる。みお「なんか、疲れちゃったよ」。あの警官はあのとき(日常の第十六話)の。あれは公務執行妨害で、本来なら学校に連絡するところだけど、今回のことに免じて大目に見る。みおのシャドウボクシングを見た老紳士は、みおをボクシングジムに誘う。さっきのおばあちゃんは引ったくりに遭い、警官は犯人を追う。みおに助けられた子は、みおに凧をあげる。みおは笑う。「告白する前に振られたり、全力疾走途中に子供を助けたり、表彰とか、凧もらうとか、ボクサーにスカウトとか、ほんと、何が起こるか分からない」。何が起こるか分からない、だからおもしろい、それが野球。
- 「気付いたけど 空想するって タダなんですね」。
- なのを見失った中村先生(なのは麻衣や泉の三人でみおたちを追っていたが、麻衣が近所の仏像に見とれてなのたちを足止めしていた)。ますますなのの秘密を知りたくなった。なのの家らしい家を探すと、東雲研究所を見つける。丸出しじゃないか。これはラッキーなんて言葉じゃ量れない。なんというか、えーと、なんだ、えーと……まあいいか。なんだこのテンションの上がりようは。中村先生はなのを作った人の家を覗こうとして、玄関先を掃除していたビスケット2号に見つかる。とりあえず無抵抗をアピールしたら、そこになの来る。腰を抜かしてしまうが、そのおかげで家に上げてもらう。しかし完全アウェーなので、トラップがあると考える。お茶には一時的に記憶を消す薬が入っているとか、部屋の中には監視カメラがあるとか。冷蔵庫の上のだるまに気付く。下手したらこれ、殺られるぞ。そしてお茶飲んじゃう。どうせ殺られるなら。中村先生は、なののことを深く知るためにここに来たことを話す。なのは女の子どうしでつき合うと思い込み、顔を赤くする。中村先生も顔を赤くして否定する。そこにはかせ来る。はかせはなのを作ったと中村先生に言う。ショルダーブロック。照る照る坊主にされかけた阪本さんが来て、中村先生はホムンクルスと思い込む。隙を突いて逃げ、作戦を練り直そうとするが、だるまが襲ってくるんじゃないかって恐怖が纏わり憑いて下手に動けん。一人でトイレに行くふりをして、東雲研究所を脱出する。次に来るときにはなのにアゲインストの風を吹かせようと思っていると、玄関にビスケット2号いた。強力のりにかかってしまい、もがいているうちに全身のりに覆われる。ここで捕獲されてしまったら全てが終わる、中村先生の野望が、生き甲斐が。とりあえず誰か、誰か、助けてくれー。
- みおの様子を窺う祐子と麻衣となの。正解はCMの後で。フレミング左手の法則。ラップ。三人は先に帰り、大福をかぶってみおを待ち受ける。福引き。祐子はみおに特別賞を渡す。副賞は彫りたて。みおは、昔笹原が言っていたことを思い出す。日々自分たちが過ごしている日常は、実は奇跡の連続なのかもしれない。多分、いやきっと、そうなんだと思う。特別賞は「一生友達でいてあげる券」。四羽の鳥。
- ラブ的 : 道に迷ったみさとと笹原。笹原はワンセグを見る。みさとのはノンセグ。
- 花咲くいろは : 第二十五話 「私の好きな喜翠荘」
- ぼんぼり祭りの準備が進む。緒花は湯乃鷺で輝きたいと思ったものの、自分の夢は。緒花は結名から渡された望み札を持って喜翆荘に戻る。
- 緒花のいない喜翆荘では、いつもより多くのお客さんをどうやってもてなすかと悩む。それを見ていたスイは、好きにすればいい、その代わり祭の日だけは今まで通りのやり方でもてなすように、と告げる。
- 民子は緒花に、帰れる場所はここしかなく、ここに夢があると言う。
- 緒花と民子の部屋に、菜子も泊まりに来る。三人いるのにおしゃべりもできない、窮屈な雰囲気に、緒花は違和感を覚える。
- 翌朝、緒花は散歩中に徹と行き会う。徹は緒花に、今の緒花はいつものようじゃない、変わったのは喜翆荘じゃなくて緒花だと伝えていく。
- 緒花は大好きな喜翠荘やぼんぼり祭りを孝一にみせてあげたいことをスイに相談する。スイは緒花に、友達として女将の部屋に泊めてやればいいと返す。
- どこの場所でも板前はできる。でも喜翆荘に拘るのは、みんながいるから。「ホビロン!」→そんな変わったものは出せねえぞ。
- お椀が出ていないことで、巴と蓮二は口論になる。今は喜翠荘を守る大事なときだからと、縁は二人を止める。
- 菜子も今の喜翠荘は違う気がする。お客さんに喜んでもらえるように、みんなで一生懸命になることで、自分も幸せな気持ちになれる。でも今の喜翠荘は、みんなスイの方を向いている。
- 菜子は緒花から、スイの本当の気持ちを聞く。自分だけの夢は持てないけど、夢を持っている人に一生懸命ついていくことが夢になる人だっている。
- ぼんぼり祭りはいよいよ明日が本番。結名は喜翆荘の人が望み札を書いていないと緒花から聞いて、催促に行く。
- 巴は階段から落ちて、足を捻ってしまう。組合にhelpを頼もうとするが、祭りの前なので人はいない。巴はこのままじっとしているとスイに負けたみたいだから、仕事を続けようとする。
- 緒花は、お客さんに喜んでもらうことよりスイに勝つことが大事なのはおかしいと問い、菜子も、彼女の好きな喜翠荘を返すよう訴える。
- 「『喜翠荘が好き』。そこにいた誰もが同じ気持ちだった。同じ気持ちなのに、ここまですれ違ってしまった。喜翠荘、それはすでに、そう、幻影の城」。太朗はみんなの心の声を?
- スイは自分が仲居として働き、巴の穴を埋めようとする。そこに皐月もやって来る。泊めてくれたら仕事も手伝うらしい。縁は崇子に引っ叩かれる。個人的な感情は持ち込まない。
- ぼんぼり祭り当日。皐月もスイも今日は仲居さん。太朗と電六のコンビもいいな。緒花は、みんなががんばり、皐月とスイが一緒に働く喜翆荘で、自分の夢に気付く。
- 一息ついたところで、喜翠荘の面々はぼんぼり祭りに出かける。