- ヴァニタスの手記 : Mémoire 20 「Mal d'amour -不治の病-」
- ヴァニタスはジェヴォーダンでジャンヌに吸血されて以来、顔が火照りだし、胸が締めつけられ、動悸が止まらない。何をするにもジャンヌの顔が頭から離れなくなった。血を吸われた時もいつもの数倍は気持ちよかった。本人は呪いをかけられたと思っていた。
- ヴァニタスはローランとオリヴィエに偶然出会う。知り合いの話という設定で相談したところ、それは恋だと指摘される。
- ジャンヌもジェヴォーダンから戻ってきて以降、ヴァニタスの顔が頻繁に浮かぶようになった。以前感じていたような嫌悪感もなくなり、むしろ少し輝いて見えるというか、彼のことを考えると不思議と鼓動が速くなる。
- ジャンヌには心配なこともある。このままヴァニタスへの好きが大きくなっていって、そんな状態で彼とまた会うようなことがあったら、目が合った瞬間押し倒して最後まで手を出してしまいそうで。
- 現実主義勇者の王国再建記 : 第22話 「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」
- 畳の部屋に炬燵。
- フリードニア王国の奴隷商、ジンジャー・カミュは祖父が亡くなったことで店と奴隷を引き継いだ。店を継ぐ気はないが、奴隷たちが売れるまでは頑張ることにした。奴隷たちを変な買い手に売るつもりはない。
- ジンジャーは奴隷たちに清潔な衣服と満足な食事を与え、さらには付加価値をつけるために読み書き計算を教えた。
- ソーマはお忍びでジンジャーを訪ねる。奴隷を買いに来たと言ったのは試すつもりで。
- ソーマは奴隷制度の廃止を目論んでいたものの、急な改革を行えば社会が大混乱することは免れないので、まずは奴隷がただ肉体労働で使い潰されることがないように職業訓練所を創設しようとしていた。奴隷の待遇改善を図り、奴隷を奴隷でなくした偉業を見込んで、ジンジャーを初代所長に登用しに来た。
- 失格紋の最強賢者 : 第9話 「最強賢者、決闘する。」
- マティアスは謎の声こと魔族の親玉の居場所を特定しようとする。その探知装置は前世のマティアスが造ったのだが、マティアスはそれを言ってしまいそうになる。
- 王立第二学園は対魔族戦に備えて新校舎を建設中だった。一行はエイス王国を出て、探知装置のあるラジニア連合国へ向かう。
- なんだか和のテイストの町。
- 装置がある場所は立ち入り規制区域になっていた。そこに入るにはAランクの冒険者になる必要があった。昇格試験の内容は試験官との模擬戦。
- 試験官に名乗りを上げたのはSランク冒険者のギルアス。戦いのことしか頭にないみたいで、要するに戦闘バカらしい。マティアスの噂を聞いていたので、初めから一対一の勝負をしたかったっぽい。
- 魔法なんて一度も使ったことないと言うギルアスは自覚なしに魔法を使っていた。
- マティアスが勝った。イリスは模擬戦の間寝ていた。
- マティアスお手製の教科書なんてものがある。ギルアスは読書しようとすると頭が痛くなる仕様。
- 一行はフォルキア領へ。検問所で渡された通行証は中に魔法暗号が刻まれていた。問題なのはその暗号化技術が魔族の使っているものと同じこと。フォルキア全体が魔族に支配されている可能性がある。
- 何者かに雇われたらしいお客さんが一行を処理しに来た。返り討ちにして騒ぎにでもなれば街に潜入しにくくなるので、マティアスたちは倒すのではなく眠らせる。魔道具を発動したルリイとアルマも寝てた。
- リアデイルの大地にて : 第9話 「再訪と、人魚と、誤解と、ゾンビ」
- ケーナは三か月ぶりに辺境の村へ。宴会が開かれてまた二日酔い。何度も誓ったけど、今度こそ、今度こそ、酒は絶対に、絶対に飲むまい。
- 村人たちが井戸の周りに集まっていた。夜になると歌のようなものが聞こえてくるらしい。ケーナは酔い覚ましがてら原因を解明しに、井戸に潜る。
- 井戸の先には鍾乳洞があった。そこに人魚がいた。ケーナは人魚肉愛好家ではない。
- ミミリィは里の近くを泳いでいたらここに飛ばされたらしい。ケーナは彼女を村に住まわせてもらおうとする。
- ケーナはコーラルの言っていた「竜宮城」を探しに、村を離れる。一人旅は寂しいから、フェルスケイロ騎士団に同行する。
- シャイニングセイバーはイベントモンスター攻防のときの礼でケーナを乗せて行ってやろうとしたら、お姫様抱っこを選んでしまった。遠征に彼女を連れてきたと団員たちから誤解される。愛されてんのかいじられてんのか。
- ケーナは騎士団と別れ、漁村へとやって来る。霧に覆われた村からゾンビが現れる。
- 賢者の弟子を名乗る賢者 : 第8話 「わし、ダンブルフ」
- ミラはヒナタやクレオスとともに、愚者の脅威の部屋へと向かう。
- ヒナタの「うちの子」はサラマンダー。クレオスとミラもサラマンダーを召喚し、ヒナタに手本を見せる。
- 愚者の脅威の部屋はかつて博物館として使われていた。順路から外れたり蔵書を棚から離した場合、防犯装置が作動するらしい。無数のゴーレムやら防護壁やらが湧いて大変なことに。
- ヒナタはパズルが得意。召喚術の授業が暇で、ずっとパズルとかやってて。
- 一行は資料を写して任務完了。
- 旅に出る前に、ミラはマリアナにも正体を明かす。ダンブルフである証拠に、妖精の加護を更新する。
- マリアナはミラと枕を並べる。30年ぶりにダンブルフと会えたので、同じ時を過ごしたいという想いがあふれてしまった。