- 境界のRINNE : 021 「Mの悲劇」
- 命数管理局に、半年に一度のお楽しみ、ボーナスの季節がやってくる。しかし現金が入ったジュラルミンケースを開けると、中身がかんしゃく玉にすり替えられていた。謎のかんしゃく玉事件。
- りんねたちは鳳から事件の話を聞く。部屋にはいつの間にか、似てないでもないでもないでもないようなジュラルミンケースがあった。中身は現金だった。謎の現金、謎の出現事件。
- 貧乏暮らしが長いりんねは大金を見ると、お金の気に当てられ具合が悪くなる。架印はりんねを犯人と決めて追ってくるが、りんねと現金が消える。謎の現金、謎の持ち逃げ事件。
- りんねを逃がしたのは魔狭人だった。現金を盗んだのもりんねの部屋に置いたのも魔狭人ではないらしい。あの世の店でかんしゃく玉を買った魔狭人はジュラルミンケース特売の馬車とぶつかって気を失い、むしゃくしゃしたので、かんしゃく玉であたふたするりんねを見物して笑ってやろうと思いついた。
- 架印が追ってきて、魔狭人は濡れ衣を着せられおろおろするりんねを見ることにする。切羽詰まったりんねは魔狭人とともに逃走を図る。
- 事故に巻き込まれた魔狭人が気づいた時にはジュラルミンケースがすり替えられていた。りんねは不本意ながら、魔狭人が現金を強奪した訳ではないということを証明しようとして、花火屋の証言を得る。かんしゃく玉を受け取った魔狭人は代金を払わず、ねずみ花火を店内に投げ込み、ねずみ花火が店内の花火に誘爆した。
- ボーナスを受け取った架印が銀行を出て歩いていた時、前方で爆発が起こり、ジュラルミンケース特売の馬車が暴れてぶつかってきた。気がつくと、辺りにジュラルミンケースが散乱していた。
- 問題はジュラルミンケースのMのマーク。ここにイニシャルMの男がいる。Mは魔狭人のイニシャル。AKUMAのMAはイニシャルじゃない。
- 花火屋の花火が誘爆→ジュラルミンケース特売の馬車が暴走→架印に衝突→魔狭人に衝突→先に目を覚ました架印が魔狭人のジュラルミンケースを持ち帰り、Mのマークのついたもう一つのジュラルミンケースが残された。
- お金に困っていない魔狭人は迷惑をかけられたお礼に、ボーナスを灰にしようとする。りんねはジュラルミンケースに依代シール(犬)を貼っておいたので、魔狭人を噛ませる。
- りんねは謝ろうとする架印を止める。依代シールの代金をボーナスから引き、貸し借りなしということに。
- 依代シールは一枚10円だがりんねは1万円取った。迷惑料込みで。
- アルスラーン戦記 : 第二十章 「騎士の素顔」
- アルスラーンのもとに数多くの諸侯や武将たちが集う。
- 諸侯たちには今のうちに功績を立て、アルスラーンが即位した後に説得して奴隷解放廃止令を取り下げさせるという思惑があると考えられる。
- 城に多くの兵が集まったことで諍いが起こっていた。大きな組織となってきたからこそ、問題も多く起こる。ナルサスは不和を収めるため、今の宰相に等しい地位から降りることにする。軍を動かす権限さえあれば問題ない。
- ヒルメスはザーブル城を陥落させる。ボダンは逃亡したと見られる。
- 偵察でペシャワールに入ったエトワールはパルスの坊ちゃんことアルスラーンと再会する。娘の姿をしていたので、アルスラーンの方は相手があの時の少年兵だと気づいていない。
- エトワールはアルスラーンと話していると、ところどころに素が出る。アルスラーンは娘から気づかされることがあり、ルシタニアの少年兵のことを思い出す。
- アルスラーンの覚悟は決まった。ヒルメスに王位を譲るつもりはない。パルスをよりよい国にしたいという夢がある。