- 境界のRINNE : 048 「死神 桜!?」
- 魂子の家の蔵には、五万円の賞金首、黒ギツネの悪霊を祓うのにピッタリの死神の鎌が仕舞ってある。それを鯖人が質に入れようと盗み出すが、鎌には防犯結界が施されている。
- 桜は鎌を拾い、持ち主と認定される。最低七体浄霊しないと鎌は離れないらしく、桜はしばらく死神の仕事をすることになる。
- 追萩月はキツネその他の憑依型霊対応の、取り憑いた人間から霊を分離する追い出し機能を備えた鎌である。本来なら憑依した霊を浄霊するには、20円もする分離香で追い出さなければならない。だが追萩月は、その手間を省ける簡単浄霊が可能な銘品。
- りんねはコーチになり、二人きりの浄霊特訓(桜の弁当つき)が始まる。五万円の黒ギツネなど、この充実のひと時に比べたら。確かに五万円の賞金を稼げば、コンビニグルメ買い放題。たまっている死神道具のツケも一気に払える。りんねは声に出してた。
- 懸賞金に目がくらんだりんねとれんげは争い、それを黒ギツネに狙われて鎌を手放す。鯖人はりんねとれんげの鎌を持ったまま黒ギツネに憑依され、桜が追萩月で浄霊するしかなくなる。鯖人は憑依されても普段そのもの。
- 黒ギツネは桜が持ってきたいなり寿司(かやく御飯)につられ、桜は黒ギツネを浄霊する。七体目だったので追萩月の持ち主認定も解除される。
- 悪霊捕獲月間など特別な期間中は人間にも浄霊代が振り込まれるが、期間中じゃないので、黒ギツネにかかっていた懸賞金五万円はもらえない。普段はゆるいのに、そういうとこだけきっちりしている。桜はりんねの仕事の大変さが分かったし、無駄ではなかった。
- 境界のRINNE : 049 「沫悟 再び!?」
- 鳳はあの世のファンシーなチョーカーをりんねに無理やりつけようとする。チョーカー付属のファンシー背後霊が見聞きした様子は、霊的通信でモニタリングすることができる。小売価格三万円らしい。
- そこに沫悟が現れ、二人の空白を埋めに来る。りんねと将来を誓い合った関係になる予定を信じて夢みている純粋な乙女を霊道へ追い出す。霊溶液シャボン玉(480円)に包まれた者は、割れると同時に霊道にはじき飛ばされる。沫悟は友情の証のプレゼントを渡して行くが、鳳と同じチョーカーだった。
- 沫悟はりんねをあの世の学校交流会へと誘う。りんねは断ろうと思っていたが、六文の名案で、彼女のふりをした桜と一緒に参加することにする。桜も力一杯彼女を演じてみせるつもり。演じるのである。
- 沫悟はりんねが彼女を連れてきたことを認めようとせず、本能的に聞くまいとする。遠くから沫悟に話しかけてくるあの方はクラスメートの杏珠。ほとんど口を聞いたことがないらしい。
- オリエンテーリングのチェックポイントの神社で貰えるお守りは、学業、家内安全、縁結びの三種だが、それがうまくいかず迷っている霊に渡して成仏させる死神道具。それぞれ税込み500円の品をタダで三個もいただける。りんねはお守りに目がくらんで目的を忘れる。
- りんねは沫悟から、桜のどこが好きかと訊かれ、天使のように優しいところと答える。よく食べ物をくれるし、時々金も貸してくれる。桜はりんねの言葉に怒るというより、がっかりする。
- バッテリー : 第9話 「バックホーム」
- 新田東中の一年生に門脇と瑞垣が加わり、三角ベースで遊ぶ。青波はピッチャーを務める。
- 巧と二つ歳が違う門脇は青波からおじちゃんと呼ばれる。
- 受験を終えた海音寺は久しぶりに野球部を訪ね、バッターボックスに立つ。巧の投球は乱れ、その中に威力のあるストライクがあった。海音寺は巧自身もコントロールできないほど球の威力が増したと推測する。
- 瑞垣は門脇を挑発し、門脇は瑞垣を殴る。
- バッテリー : 第10話 「その日を再び」
- ご飯が炊けてないのは炊飯と保温を押し間違えたかららしい。
- 世の中にどんなものがあって、自分に何ができて何ができないか、それを知った上で、それでも野球をやろうとする者が、野球を選んだと言える。
- 巧と豪を任され、一人で悩んでいた海音寺は瑞垣に話してすっきりする。それに加えて宣戦布告する。
- 豪は巧が巧の球を捕ったことがないと気づく。あの一球を捕った瞬間に感じたことを渡すつもりはない。
- orange : LETTER11
- 大晦日に菜穂と翔がケンカすると手紙に書かれていた。須和は菜穂を慰めて告白したことがきっかけで翔が亡くなったかもしれないと考えていた。10年後の世界では須和と菜穂は結婚しているが、この世界ではその道は選ばないと決める。
- 菜穂はクリスマスイブに翔と二人で遊ぶ約束をしたが、翔の祖母が体調を崩したために会えなくなった。
- 翔は祖母がいなくなったら一人になるとつぶやく。菜穂はひとりになんかならないと言い、その言葉が翔を傷つけてしまう。菜穂は今の自分なら大丈夫だと信じていたが、変えることができなかった。
- 須和は菜穂を慰め、翔を追いに行かせる。
- orange : LETTER12