- スロウスタート : Step 2 「うんどうのはぁはぁ」
- 一年前、花名はおたふく風邪にかかり、高校受験を諦めるしかなかった。友達はみんな先輩になり、花名だけみんなの後輩になり、同級生はみんな後輩で花名だけ先輩で。お外にも学校にも行きたくなくて、引きこもりになろうとしていた。
- 花名は志温が管理人をしているアパートで一人暮らしすることを母の葉月から薦められた。引きこもりは要らないってことじゃなくて、花名のことを知らない人ばかりの環境ならやり直しができる。少しばかりスタートが遅れたと思って、もう一回受験生から。
- 来週から午後も授業がある。志温は花名にお弁当を作ることにする。「花名ちゃんて、好きなキャラクターとかいる?」→キャラ弁じゃなくていい花名。
- 花名が「かな」だったら、たまてと合わせて「かなえたまえ」という素敵なユニットが爆誕すると思ったのに、「はな」だと「はなれたまえ」。
- 栄依子は花名を呼び捨てにしたことで、クラス全員コンプリートした。まだ入学して一週間も経ってないのに。
- 冠のお弁当でっかい→重箱。この位は余裕なんだけど、食べるの遅くて完食できないから、よかったらみんなも一緒に。
- たまてのお弁当はお手製。たまては百地家の料理番。
- 花名のいとこが作ったロマン弁当は→ハートがいっぱい。いとことお付き合いをしていると勘違いされる花名。
- 栄依子は妹の作ったスープを持っている。名づけて妹汁。花名「せめて妹スープとか……」→たまて「それもどうかと思われますよ花名ちゃん」。
- 妹汁→妹から分泌された何かっぽい。妹スープ→妹をそのまま煮込んだみたい。
- たまての手料理に憧れていた栄依子は、いつかたまての味見をしたいと思っていた。花名『お、お料理の話だよね?』
- なまら→まうごつ。
- 栄依子の妹は14歳。受験生で夜遅くまで勉強しているのに妹汁を毎日作ると聞かないので、栄依子は妹の体調を心配している。
- 花名「今から受験に備えて努力しているのは、素晴らしいことだと思います。でもね!受験にはまず体力。だけど、健康でも安心しちゃダメなんだよ!どんな出来事が潜んでるか、分からないんだからね!その辺り、肝に銘じておくように!」→受験にかける熱い思いが伝わった。
- 冠は一言も喋っていない。お食事中の冠は無心。
- 志温とはお付き合いできない花名。
- 今日はスポーツテスト。みんな運動が得意なわけじゃないと言っていたので、花名は一緒にいても目立たずに済みそうな気がしていたが、大ダメだった。中学校を卒業してから全然運動したりしていなかったからこんなに体力落ちちゃった→たまて「そんな一月で落ちちゃいますか?」
- 花名は握力測定で輝かしい普通の成績を残し、辛く苦しかったスポーツテストもこれで終わり。体が軽くなったら足攣った。湿布をもらいに行ったたまてはアイスの自販機を発見して、湿布のことはどこへやら。
- こむら返りにはバナナやキウイを食べるといいらしい→バナナチョコミントハワイアンをぐいっと。バナナがいいってこういうことじゃない。バナナチョコミントハワイアンが不味い花名。
- スポーツテストは午後もある→たまての嘘だった。
- 普段タイツの冠が生足になる。そのギャップにテンションが上がるたまて。「例えばですよ、私が普段から全裸で生活している裸族だと仮定しましょう。それがある日、突然制服を着たら、そのギャップに興奮しませんか?」→冠「たまの裸には興奮しないって話?」→たまて「そんな話でしたっけ?」
- 志温は花名のお弁当を、友達に誤解されないようにしておく。「花名ちゃんが面倒くさいのは、この一年で分かってるから」。
- 全身筋肉痛の花名はお茶を運ぶからくり人形の趣がある。いとこの愛妻弁当は→破局。
- ゆるキャン△ : 第2話 「ようこそ 野クルへ!」
- この学校はアウトドア系の部活が二つあって、登山部は体育会系だけど野外活動サークルはまったり系。なでしこは野外活動サークルを訪ねる。部室はうなぎの寝床のように狭い。
- 空き巣に間違えられたなでしこは野クルに来た動機を話す。本栖湖で行き倒れたら謎のキャンプ少女に助けられ、ラーメンまでご馳走になった。夜の富士山が綺麗で、それでアウトドアに興味が出た。
- 野クルは部室が超狭くなるからなでしこの入部を断る→人が増えたら部に昇格して大きな部室もらえる→なでしこを勧誘し始める。
- 野クルは犬山あおいと大垣千明の二人が作ったサークルで、部員も二人だけ。部室がいくら狭かろうが、活動場所は結局外。
- いつもは校内の落ち葉で焚き火をしてコーヒーを飲んでいる。昨日焚き火したから落ち葉はない。
- 自立式テントはフレームがあって、ペグや張り綱がなくても立てるテント。非自立式テントは立てるのにペグや張り綱が必要なテント。非自立式はフレームがなかったりする分コンパクトにできる。
- 道具は使ってなんぼ。ということで実物を→夏休みにキャンプやろうとしてネット注文したのに九月に届いて放ったらかしになってた激安テント(980円)。これくらいしか買えるやつなかった。ということで、中庭で実際に組み立ててみる。
- なでしこがここの生徒だったことを知るリン。クマヘアー。
- 九龍城からの使者。
- まず平らでペグが刺さる柔らい地面を探します。場所が決まったらテント本体を広げ、畳んであるポールを延ばします。テント上部のスリーブにポールを通し、ポールの端をテント本体の四隅にある穴に固定し……。無理に穴にはめようとしたらポール折れた。
- お節介焼きな斉藤恵那は、すげー嫌そうにしてるリンの代わりにパイプを持って行く。ポールをパイプで補修して、980円テント何とか完成。
- リンはなでしこに見つかったらめんどくさそうなので気をつけていたが、恵那がなでしこにリンのことを教えた。なでしこはリンとの再会に感激して、彼女のもとへ走って行く→窓ガラスにぶつかる。
- リンは麓キャンプ場へ。二千円払っただけあって、開放感すげえ。今日はインスタントじゃないアウトドアご飯を作る……と思っていたが、途中に一軒もスーパーがなくて、結局カレー麺。
- 芝生サイトのキャンプ場では、直に焚き火すると芝が焼けてしまうので、基本的に焚き火台を使用します。
- 散歩しながら写真を撮る。
- 徳川埋蔵金の謎。
- リンはなでしこの誘いを断った。一人キャンプの時間を脅かされるのがなんか嫌で、つい顔に出てしまった。
- なでしこの声が聞こえる→いた。恵那が教えてくれたから。
- へやキャン△ : 桔梗信玄餅を食べ過ぎる大型新人なでしこ。