- もういっぽん! : 第十話 「勝つ以外ある?」
- 青葉西の二回戦の相手は山口の錦山高校。未知はここでも二人抜きをしたものの、78キロ超級二年連続山口二位のポイントゲッターの堂本恵に敗れる。
- 次鋒の早苗は寝技で時間稼ぎをしているのではなかった。最初から一本を取る気でいた。しかし及ばなかった。
- 紬は早苗の粘りと闘志から、孤独だったこれまでには得られなかった燃料を得た。
- ポイントゲッターを撃破した紬は副将も引き分けで止める。全員抜いてもよかったんだけど、エースの体が鈍るとまずいし。
- 錦山の二年生エースは始めの合図で豹変する。
- 豹変するのは永遠も一緒。
- お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 : #10 「夢の中の天使様」
- 周が一人暮らしを決意したのは地元にいたくなかった諸事情があったから。
- 周は大切にしてくれる両親がいて、金銭的にも裕福で、恵まれている。当時は恵まれていることをあまり自覚していなかったし、わりと人を疑わなかった。周は友達と思っていた者たちに陰でいろいろ言われているところを目撃してしまった。そういう奴らばかりじゃないって分かっているし、周の人柄を好きになって友達でいてくれる人もいると分かっていた。それでも一度疑ってしまうと怖くなった。信じられなくなった。だから地元を離れた。
- 借りはしっかり返すタイプな真昼は以前周に頼って甘えたので、今度は周を甘やかす。周以外にこういう甘え方をさせるはずなんてない。
- 真昼は男の人とショッピングモールを歩いていたことをクラスメイトから聞かれ、デートになると認める。その人とおつき合いはしていないけど、真昼にとっていちばん大切な人。
- 真昼としてはああいう言い方は意図してやったこと。あのままはぐらかしたところで変に邪推されるのは分かり切っていたので、適度に情報を流しておく方が噂も管理しやすい。
- 真昼は周がご所望とあらばいつでも甘やかしてあげる。もちろん見返りはもらうけど。真昼が求める見返りとは→添い寝と言いかけたものの、頭撫でてもらうことにする。周に触られるの好きだから。
- 周は真昼によそよそしくなる。個人的な事情というか、勝手にいろいろと思うところがあっただけで→夢の中で真昼に誘惑されて。
- 真昼は夢の中の自身がどういうねだり方をしたのか周に訊く。新手の羞恥プレイとかではなく、周が気まずくなるほどすごかったなら今後の参考になるのではと思って。とりあえず今日はいいことを聞いた。周の異性との触れ合いが真昼が初めてだということが。
- 周は樹と優太の三人で、中間考査の勉強会。千歳を呼んでいた真昼もご一緒して五人で。
- 真昼は尽くしたい人に尽くすタイプ。周のお世話をするの好きだし、遠慮なくダメにして差し上げるので、周には安心してダメになってもらう。
- トモちゃんは女の子! : #10 「勝負の行方 / 親友でいるために……」
- 勝負の行方
- 上野水高校のマラソン大会。トモとジュンはジュース代一週間分を賭けて勝負する。田辺はみすずに熱烈なアピールをして無視される。みすずとキャロルは走る気がない。
- トモとジュンはスタートから独走状態。前は誰も走らせない。原付も。
- 女子の折り返し地点が近づく。しかしトモは折り返さない。
- トモは熱を出して止まる。昨日は夕食の後にすぐ走りに出て、夜の10時くらいに帰ってきて、風呂入って寝ようと思っていたらなぜか浴室で裸で寝ていたらしい。
- ジュンは鍛えた体でトモを背負い、保健室まで運ぶ。
- めったに風邪ひかないトモはこの機会を活かしてジュンに甘えることになる。ジュンにもっかいおんぶしてもらう。
- トモはジュンにあのゲーム機を返す。トモの土俵で誰にも負ける気はない。でもそれはお互い様。
- 親友でいるために……
- ジュンは中学生になるまで、トモが女と気付かなかった。入学してすぐ、トモとつき合っていると誤解されるようになり、トモに声をかけづらくなった。トモに謝れないまま一年が経ち、二人はたまに必要なやり取りをするだけの、知り合い程度の関係になった。
- 彼女がいればトモと仲直りできると考えたジュンと、トモを少しは落ち着かせようとしていたみすずは、つき合うっていうのをやり始めた。
- 初デートは自転車で山登り。二日目は川で魚釣り。みすずはジュンなら何とかしてくれるかもしれないと思っていたけど、ジュンはむしろトモの加速装置だった。
- トモだって年中動き回ってるわけじゃない。他のやつらとはしゃいでいる時よりも、みすずの隣にいる時間の方がずっと大切。
- みすずはジュンとつき合ってみたのも無駄ではなかった。だからせめてスッパリと振ってあげようとしたら先手を取られた。
- ジュンは変わらないのがいいと思っていた。けど変わってしまった。たぶんトモも。なら考えるしかない。それでも一緒にいられる方法を。まずは正面から向き合う。今のトモと正面から向き合う→こいつやっぱりかわいいんじゃねえのか!?
- 勝負の行方
- スパイ教室 : #10 「MISSION 《愛娘》 III」
- リリィはグレーテがお疲れみたいなので甘やかしてやろうと。
- グレーテのスタイルだって、その……→男装が得意そう+胸当ていらずで男に化けられる天才+日頃から男装していると言っても過言じゃない→小指をへし折られそうになるリリィ。
- 暗殺者が再びウーヴェを襲う。ウーヴェはジビアがベッドを窓際から勝手に動かしたおかげで弾に当たらずに済んだ。
- メイド長のオリヴィアはグレーテたちを怪しんでいる様子。
- 屋敷を襲ったアザ男の正体はグレーテちゃんの変装だった。グレーテは暗殺者になりすまし、メイドや警備員の反応を観察していた。
- お兄ちゃんはおしまい! : #11 「まひろと女子のたしなみ」
- 「よく当たる占いBOOK」。突然の占いブーム到来。
- みはりは占いとか信じてない。「だいたいそういうのはね、大抵誰にでも当てはまることしか書いてないの。『真面目な一面も』だとか、『心配事がある』だとか。バーナム効果って言うんだけど……」→まひろ「なになに…『4月生まれのあなた。理屈っぽい言動に注意。周囲に煙たがられる……かも』。ほれみろ、ドンピシャリ!」
- そういうまひろは→『記念日は忘れずに。サプライズで運気アップ』。まひろは記念日と言われて思い当たるところはないようだけど。
- もみじが眼帯してる。とうとうあちら側に→今日のラッキーアイテムだった。
- タロット占いを始めたみよも怪しい。「黒魔術も学ぼうかしら」。
- どうせならもっとかわいいので。考えてなかったけど、たしか昨日の本に何か……→アニマル占い。性格を動物に喩えて占う。やり方は知らんけどそこはアドリブで。
- いつも元気で人懐っこいあさひはやっぱ犬。かわいいみよちゃんはウサギ→年中発情期的な意味でも。もみじは→こけし?→クマとか。優しくて頼りになる感じ。あさひ「あ~、意外と凶暴だしな」。
- まひろは手前味噌ながら→「慈愛に満ち、心は寛大。その器、まさに巨象のごとし!」→三人はナマケモノを連想していた。
- もみじは星占いをするので、まひろの誕生日を教えてもらう。『これは罠だよまひろちゃん!占いを装って自然に誕生日を聞き出す作戦!そして忘れた頃にサプライズ!完璧な計画!』→まひろの誕生日は今日だった。
- みはりはサプライズで兄の誕生日を祝う→本人はさっき思い出したのでサプライズならず。
- この姿で歳をとってしまうまひろは複雑な気分。ろうそくを何本立てるかが問題だ。
- もみじたちは用事があるらしく、まひろと一緒に帰れない。まひろは三人がもみじプロデュースによるサプライズを準備していると考える。あさひから聞き出そうとしたら、あさひはまひろんとはしゃべっちゃダメって約束していたからまひろを避ける。あさひにも拒絶されたまひろは妹の股で泣く。
- カチコミが来た……のではなく。もみじたちは緒山家でまひろの誕生日会を開く。みんなで作ったケーキもある。みよ考案のフルーツケーキ。かえで監修だから大丈夫。
- かえではバイトで来られなかった。もみじはかえでからプレゼントを預かっていた→色付きリップ。
- まひろは色付きリップを塗って登校する。もらったからには一度見せなきゃ悪いかなって。お化粧とか興味はないけど、ちやほやされるのはそんなに悪くない気分かも。
- まひろは今日の日直。日誌を取りに職員室に行ったら、まり先生(西宮まり)にバレちった。
- みはりがいつも同じ格好なので、まひろはかえで先生を呼んでいた。かえでは二人で遊ぶ時くらい、みはりにもJKらしいことをしてほしかった。
- JKみはりの完成→まひろも一緒に。