終わるの1つ。
- もういっぽん! : 第十一話 「黄金時代」
- 三回戦に進んだ青葉西の相手は東京の立川学園。優勝候補大本命のメンバーには「柔戦車」とか「畳の鬼」とか「技のジャングル」とか「武道場のアナコンダ」とか異名がある→柔道マニアのなっちゃんが考えた。その他にも中学時代から名を馳せた選手がずらりの黄金世代。
- 立川学園に黄金世代を集め、育て、大本命まで鍛え上げた監督の犬威凛架は夏目の一つ下の後輩だった。
- 鬼だのアナコンダだのキングコングだの言っても、同じ高校生。
- 青葉西の子たちも、どこにも負けないとても大切な才能に溢れていて、それをめいっぱい輝かせて頑張っている。黄金時代だから。
- 未知も夏に異名をつけてもらう。ネオ園田改め一本道。
- 立川学園の先鋒の小田桐華は二回戦秒殺五人抜きのスーパールーキー(自称)。未知はびびっていたのではなく、強大な相手と早くやりたくて武者震いしていた。
- お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 : #11 「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた」
- 周は今回の中間試験を学年6位で終える。10位以内に入ったら何でも言うことを聞いてあげると真昼が言ったので、膝枕と耳かきをしてもらう。実際目の当たりにすると尻込みするというか。
- 周が珍しく甘えんぼなのは真昼のせい。真昼は周を甘やかしたくなるというか、触りたくなる。耳かきの後で周の髪をモフモフする。
- 真昼が寝てしまっていた。周は真昼を部屋まで送り届ける。寝ぼけた真昼が添い寝を要求してくるので、ぬいぐるみを抱かせる。
- 真昼は普段からそんなことを思ったりはしてないらしい。周の傍が落ち着くから、別にそういった欲求があるとかではなく、人肌を求めた的な。
- 真昼は周に夏服姿を見せに来る。素足を周に見られてもどうも思わないわけではないけど、周の反応を見たかった。
- 周は素の真昼の方が天使様よりずっとかわいいというか。最初はクールでシビアな感じだったけど、慣れると素直で、思ったよりも照れ屋というか、ギャップがあると。照れさせているのは周だけど、わざとじゃない。むしろ質が悪いのは真昼の方。わざとじゃないところに無意識にスキンシップが加わるから困るというか。真昼はわざとしている時もあるけど基本わざとじゃない。
- 真昼はみんなに好まれるような天使様として振る舞ってきたけど、最近は別にいい子でなくてもいいかなとも思い始めた。周が真昼から目を離さないでいてくれるから。
- 周は真昼がそう思えるようになったことは嬉しいし良いことだと思う一方で、ちょっと思うことがある。いつか素の真昼を他のやつに知られるかもしれないって思うとなんだか複雑だなと。真昼はカッコいい周のそういうところがかわいい。
- トモちゃんは女の子! : #11 「初めてのアルバイト / 置いてけぼりのシンデレラ」
- 初めてのアルバイト
- もうすぐジュンの誕生日。トモはプレゼントを渡したいけど持ち合わせがないので、アルバイトをしようとしていた。みすずはトモ一人を働きに出すのは不安だからつき合ってあげることにする。キャロルもバイトしたいらしい。
- 三人は連休の間、田辺のラーメン屋「ゴッドラーメンたつみ」でアルバイトをする。ウエイトレス姿はラーメン屋って感じじゃない。
- 接客じゃ使えないキャロルは客寄せパンダになる。田辺はみすずと並んで接客していると、まるでみすずがお嫁に来てくれたみたい→言えなくさせられる。
- ジュンは週一くらいここに来る。ウエイトレス姿のトモには驚いたけど、まぁいいんじゃねえかな。全然悪くねえと思う。
- ジュンは連休中欠かさず来ていた。トモが暴れだしたりしたら取り押さえられるやつが必要だろうと思って。それに、食い慣れたはずのラーメンなのに、トモに持ってきてもらったらいつもよりうまく感じたっつうか。
- やっぱジュンはジュン→やっぱ何か違う?
- 置いてけぼりのシンデレラ
- 最近みすずのおかげでいい感じなトモは、手っ取り早くジュンに女として見てもらおうとする。体と体の触れ合いが一番手っ取り早いというみすずには作戦がある。ジュンを階段から突き飛ばし、トモに受け止めさせる。突き落とされたジュンはトモを避ける→キャロルの胸を触っていた。
- みすずは階段から落ちる。田辺がクッションになってくれて助かったので何か礼をしようとする。田辺はよく分かんないけどこれはめったにないチャンス。何を頼めばいいのか分からなかったので連絡先を交換してもらう。思ったよりずっと安く済んだと言われる。もっといけたか。
- みすずはやっと気付いた。トモとジュンにつき合ってほしくないみたい。
- みすずは風邪で休んだら、トモが窓から見舞いに来た。トモはキャロルとばっかり仲よくするみすずが自分を避けていると思っていた。
- 1-Aの文化祭の出し物は劇。みすずは病欠の間にシンデレラ役になっていた。クラスのみんなで決めたらしい→キャロルの推薦だった。トモは王子役でジュンは木の役。
- トモはジュンと恋人同士になりたいと言っているけど、今の自分にはその資格がないと思い込んでいる。その原因はみすずがトモにかけてしまった呪い。
- トモはジュンに台詞合わせにつき合ってもらう。ジュンがシンデレラで何か楽しい。
- 初めてのアルバイト
- スパイ教室 : #11 「MISSION 《愛娘》 IV」
- ここにクラウスはいない。クラウスはオリヴィアの捕縛を四人に任せて屍と戦っている。三人が会っていたのはグレーテの変装だった。この戦いはグレーテたち四人で勝つしかない。
- クラウスは事前にグレーテに伝言を頼んでおいた。屋敷に潜む敵スパイに、クラウスがすぐ近くにいると誤認させることが四人を守るために最善だった。四人を連れて行かなかったことにも理由がある。四人は仲間と協力する能力が非常に高い。クラウス不在の状況で立ち向かえるのは四人しかいないと判断した。
- オリヴィアは東方の小国で生まれた。娼婦として片田舎で生き、一生をそこで終えるつもりでいた。屍ことローランドによる政治家の暗殺に出くわし、彼の弟子になった。殺戮の日々、莫大な報酬、そして最高の暗殺者から受ける至高の寵愛。それらはすべて片田舎では決して手に入らないものだった。
- ジビアはオリヴィアを追い詰め、そこにリリィが不意討ちをかける。しかし殺気を読まれて毒を食らわされる。
- 二人はほぼ仮死状態になる毒でオリヴィアを騙し通した。計画通りオリヴィアは屋敷に戻り、それをグレーテが待ち受ける。
- グレーテは屍が多用する手法をそのまま取ったオリヴィアを逆手に取る。アザを持つ顔に向けてウーヴェに発砲させ、それを回避すると、殺気のない銃弾がオリヴィアを直撃する。アザを持つ顔は変装ではなく、グレーテの素顔だった。
- クラウスは屍を捕らえて戻ってくる。オリヴィアも捕獲し、任務は終了した。
- 最後くらいは皆でドライブをと提案したリリィの大胆不敵な策略で、グレーテはクラウスと二人きりになる。
- クラウスはそもそも誰に対しても恋愛感情を抱いたことがない。欲するのは性愛ではなく家族愛。だからグレーテの性愛に応えられない。しかし傍にいてくれるのなら、家族としてグレーテを愛したい。
- お兄ちゃんはおしまい! : #12 「まひろのおしまいとこれから」 (最終回)
- 春休み前、みんなで遊びに行きたいというわけで、あれよあれよという間に一泊二日温泉旅行計画が決まってしまい……。まひろたちは雪の温泉街にいた。
- 月見館。百合の間。
- 旅館でダラダラするはずが、浴衣に着替えて街に出たり。
- 大正ロマンたなびく銅山温泉。あの温泉街はどこかで見た憶えがある。
- みんなで露天風呂ということは。まひろは混浴(?)になってしまう。全く気が休まらん。デトックスどころか目の毒だ。どうしても目がいってしまうので、みんなから離れて温泉に入っていると、みよともみじとあさひが来る。まひろはもみじとあさひなら目のやり場に困らない。
- まひろは今朝から妙なムズムズが。もみじとあさひに足をくすぐられていたら、懐かしい感覚が。『生えちゃった……』。
- みはりによると、とうとう薬の効果が消え始めた。「この様子だと、明日の朝には、完全に……」→まひろはみんながいる前でそりゃまずいし、せっかく旅行の最中だってのに。
- みはりは女の子になる薬を持ってきていた。それを飲んだらまた当分女の子だけど、しばらく元には戻れない。
- 食後の運動も兼ねて、庭に出て雪遊び。
- まひろは女の子でいるのが結構居心地よかった。元に戻ったらこういうのもおしまい。
- 今日はそろそろ眠る時間。もみじはあの時の「ふにゅ」が気になり、まひろを脱がせて確かめる。つるつるだった。
- まひろは薬を飲むことを選んだ。元に戻るにもタイミングってものがあるから。別に女の子でいたいわけじゃないけど、もうちょっとこのままでもいいかなって。みはり「お兄ちゃん、やっぱり変わったね。見た目もそうだけど……お兄ちゃん改造計画は、期待以上の成果かな」→まひろ「か、改造計画!?まったく何て妹だ。元に戻ったら覚えてろよ!」→みはり「はいはい。まずは女の子生活二周目、これからも頑張って」。
- おにまいのおしまい。